三朝四朝又朝朝

思ったことなどを徒然に・・・・・・
<< July 2018 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
 
RECENT COMMENT
RECENT TRACKBACK
MOBILE
qrcode
PROFILE
無料ブログ作成サービス JUGEM
 
江〜姫たちの戦国〜 第29話 感想
 
第29話「最悪の夫」ですが、最悪の大河と言ってもいいくらいだった・・・。感想を書くのも苦しくなってきました(笑)

前回、「豊臣から出て行く」とか「養子の縁を切ってくれ」などと、これまでにないくらいの勢いで秀吉に怒りをぶちまけていた江でした。当然、秀忠との結婚も秀吉の意のままにならぬと拒否。ここまで拒絶した江がどういう理由で秀忠の元へ嫁ぐこととなったのかが今回のテーマともいえるわけですが・・・。
続きを読む >>
江〜姫たちの戦国〜 第28話 感想
 
秀次がどう描かれるか興味があった第28話「秀忠に嫁げ」ですが、描かれた秀次像はまぁまぁ良かった。

しかし、このサブタイトルはどうなんだろう。
サブタイトルって、その回のテーマなどを象徴するものだと思うのだけれど、この大河ドラマの場合はそういうものでもないようですね。内容とズレてるという印象が度々あります。

で、内容の方ですが・・・。

続きを読む >>
江〜姫たちの戦国〜 第27話 感想
 
蒸し暑くて不快指数が上昇中なのに、今回のお江さんによってさらにイライラ度が急上昇。
そんな私を救ってくれたのは、18日未明の女子サッカーワールドカップの日本代表チームの活躍であった。
最後まで諦めない彼女たちの姿勢に感銘を受けました。

では、気を取り直して、お江さんの第27話「秀勝の遺言」の感想ですが・・・。
続きを読む >>
江〜姫たちの戦国〜 第26話 感想
 
暑い日が続きますね・・・早くもバテそう・・・。
だらだらと書いていたら、もう水曜日となってしまっていた・・・。
とりあえず第26話「母になる時」の感想めいたことを。
 
秀吉、利休、淀、江、秀勝、北政所、三成などなど、それぞれの愛が絡み合って朝鮮出兵へ・・・という斬新な解釈であった前回。
この第26話はいかなることに相成りましょうや・・・。

続きを読む >>
江〜姫たちの戦国〜 第25話 感想
 
「JIN」の余韻に浸っている間に早くも一週間以上が経ってしまった。
時は待ってはくれませんね・・・。
と言うわけで、「江」の第25話「愛の嵐」の感想です。

・・・。

♪〜これも愛 あれも愛 たぶん愛 きっと愛〜♪

θ(`Д´メ)・・・松坂慶子の「愛の水中花」を歌っちゃうぞ!

松坂慶子と言えば、かつては美人でセクシーな女優として一世を風靡したのだ。
今や女優として地位も体格もどっしりとしてしまったが・・・。
その大女優である松坂慶子が歌手としてもブレークした歌が「愛の水中花」
その歌の出だしの歌詞そのものであったよ、今回のお江さんは・・・。

続きを読む >>
江〜姫たちの戦国〜 第24 感想
 
この日曜は、9時から「JIN」の最終回ということで、お江さんを見て爆睡モードに突入しては一大事。
というわけで、今回の「江」はパスしようかと思っていたのですが・・・。

いや、今回は悪くなかった。と言うより、まあ良かったと言ってもいいくらいだった。
もちろん、今や恒例ともなった「なんでやねん!」とツッコミを入れる場面もあったけど、特に、秀長死去から秀吉と利休の対立の場面など見入ってしまった。

うーむ、折り返し地点とも言える24回。

たまにこういう良い場面があるから油断できませんよね。

続きを読む >>
江〜姫たちの戦国〜 第23話 感想
 
ナレーション。

待望の跡取りを得た秀吉は、天下統一の総仕上げに取りかかる。
「次なる敵は北条ぞ・・・見ておれよ、鶴松・・・」
狙うは、関東の覇者北条氏。
北条氏と同盟を結ぶ家康は苦境に立たされる。
「頼りにしておるぞ、徳川殿」
「ははーっ」

「しかし、北条と言えば、誼を通じ、己れの娘を嫁に送った相手・・・そこに戦を仕掛けるわけだ」
「何が言いたい」

秀吉への更なる忠誠を示すため、家康は次男の秀康に続き、三男の竹千代を人質に差し出すことに・・・。
乱世の生き残りを賭けた駆け引きが、二人を、運命の出会いへと導いていく・・・。

テーマ音楽。

おおっ、盛り上がるナレーション!
これを聞いた限り、凄まじい戦国の駆け引きとそのために起こる悲劇など、たっぷり45分、楽しめそうではないか!
嫡男鶴松のため着実に手を打つ秀吉と苦悩する家康という主従関係。
反駁する竹千代と戸惑う家康という父子。
迎え撃つ北条。
そして、それらを見つめる江・・・。

今回はやってくれそうだ!

が・・・

続きを読む >>
江〜姫たちの戦国〜 第22話 感想
 
小姑物語

天正17年、正月。
茶々の懐妊で一段と楽しげな豊臣一族。
傍らで控えるのは石田三成。
三成は北政所の気持ちを慮って気が気がでない様子・・・。
ワザとらしい咳払いをして注意を向ける三成。
振り向く秀吉三兄弟。

相変わらず小姓のような役目を負わされている三成ですが、彼がこの席にいる理由が分かりません。
よく出来た弟である秀長あたりが「兄上、兄上・・・」とそっと目配せくらいすれば済む話だと思うのだけどね。
これでは三成も秀吉三兄弟も可哀相である。

ともかく、新しい城を淀の地に築くことを決めた秀吉は、さっそく茶々の元へ。
「ここに建てる城は茶々の産所とする」
「お得意の金綺羅金で派手なお城だけは、お止め下さいませね」
「手厳しいなぁ江は・・・。わしは、そなたと"やや"のためなら何でもするでなぁ」
茶々の手をとる秀吉。
ピシッ!
その手を叩く江(笑)

続きを読む >>
江〜姫たちの戦国〜 第21話 感想
 
冒頭。
聚楽第にて秀吉と三成が何やら話し合っている。
「なんと!帝をでございますかっ!?」と必要以上に驚く三成。
「そうじゃ!来る四月。帝とそのご一行をこの聚楽第にお迎えするっ」と仰々しく言い放つ秀吉。
その後は、帝の聚楽第行幸がいかにすごいことかを説明するがごとく会話する二人。
大作戦が進行しているかのごとくのBGMも仰々しい(笑)

一方、大坂城。
「行幸?」という言葉に訝る江。
あっ、いや、さっき秀吉と三成が説明してたし・・・。
侍女が江に説明する。

いや、ホント丁寧だよ、この大河は・・・。
ここまで懇切丁寧に説明してくれてるんだから、また我侭娘の江が帝の行幸に絡んで大騒動でも巻き起こすのかと期待するじゃん。
聚楽第に乗り込んで帝に直訴するとかさ。

「それはそうと、姉上の縁組じゃ。まず大事なのはそちらではないのか?」
あれ!?
「何を置いても姉上のお輿入れを急ぐように催促せよ」
あれれ!?

「皆、外してはくれぬか」と江と二人きりになることを望んだ茶々。
「江、そなたに話がある」

テーマ音楽・・・。

「姉上が・・・猿と・・・」
「許せ、江・・・」
「猿は父上と母上、柴田の義父の仇ではありませぬか!姉上は猿の側室になられたのですか!?」
「側室ではない!」
「側室ですっ!」
部屋を飛び出す江。

おーい!
何だか頭が割れそうである。

ナレーターはどこいったんだよ。
ナレーションで説明するほどの歴史的事跡も扱わないってことなのか・・・。
もはやここまで事態の悪化は進行してたのか・・・。

と言うわけで、前回の恋愛ドラマから一転して今回は家族のごたごたを扱うホームドラマとなるようです。

天下の一大事

四月半ば・・・。
帝の行幸のため上洛してきた家康は利休の茶席に招かれる。

「ほーっ、お茶々様と」利休の茶を一服する家康。
「いやーっ、すっかりのぼせ上がってしまいましてのー」とのろける秀吉。
「お茶々様と言えば、言うまでもなく織田様の姪御」
「徳川殿、何が言いたい?」
「別に含みはございませぬ。ただ、今でも信長公は武家の誰もが畏れ敬うお方。帝のお力に加え織田家の力までが関白殿下のものになるのでは、と思うたまで」
「十分含みがあるではござらぬか!されど、今はそこまで頭が回らぬ。惚れたおなごの顔しか浮かばぬ」
「心配なのはお江様ですな」と淡々と利休が一言。
「水をさすでない。江など関係ないわ」
「畏れながら殿下はご姉妹には仇。下手をしたら・・・」と言いつつ、茶菓子に楊枝を突き立てる利休。
「馬鹿を申すな・・・」
「いやぁーあの姫なら分かりませぬぞ」と煽る家康。
「はい」と神妙な顔で頷く利休。

いや、もうすごいとしか言いようがない。
江の怒りが天下を揺るがす一大事扱いとなってしまった。
豊臣家中NO.2の家康と茶頭の利休が何よりも心配しているのである。
そう、関東の北条や奥州の伊達などの事よりも・・・。
帝行幸や家康、利休などが狂言回し扱いとなっていることが悲しすぎるではないか・・・。

それに、時間的な流れもどうなっているのか。
三月末(と推定)に茶々と秀吉の事が分かって部屋を飛び出した江。
半月もそのままなのか(笑)
きっと、この半月の間、江は「許せぬ!」とか「猿め」とか「親の仇」などと呟きながら広大な大坂城の中を彷徨っていたんだろう。
それはそれで怖いけど(笑)

利休らの茶席の前後くらいの時点で茶々が江に説明するとかだったら自然だった。
それを冒頭のテーマ音楽を挟んでの演出なので、何とも間延びした印象。
茶々が秀吉に惹かれた理由を江に説明する場面をテーマ音楽を挟むことで省略したんだろう。
でも、それなら、帝の行幸→江「行幸とは?」茶々「席を外してくれぬか」→利休の茶席→江「姉上と猿が・・・」としても同じだしね。

信長の罪

で、この後の主人公の言動が見苦しいし、周囲の人間も摩訶不思議な言葉を吐きまくるのである・・・。

江といえば、秀吉が大坂城を訪れていることを知った瞬間、案の定、秀吉の元へ怒鳴り込む。
「泥棒猿」とか「姉上を手篭め」とか罵りまくり。

もうこういう演出も止めてほしいよ。
おそらく「信長」のイメージを江に重ねているんだろう。
茶席で家康がわざわざ信長のことを持ち出しているしね。
でも、ああいう言動は「信長」だからこそ合うわけで、「猿、猿」と叫ぶ江の場合、単なる「信長」の猿真似でしかない。見苦しいだけ。

その場に駆けつけた茶々が秀吉に妹の無礼を詫びる。
その姿を見た江は部屋を立ち去る。

その後、江は食事時に茶々と向かい合うことをせず、終いには別の部屋で食事をするようになる。
「私は己れの定めたことを貫く。それだけじゃ・・・」
虚しく響く江の台詞。
この台詞、以前、信長が江に言った言葉を下敷きにしているよね。
信長は「江、おのれの思うたままに生きてみよ」と江に言ってしまっていた。
江の現状が悲惨な状態になった原因は、ここにある。

これは不可能な課題を江に課してしまったとしか言いようがない。

この時代、身分が上へ行くほど「思うたままに」生きられない。まして女性であるから尚更である。
上に立つ者は自己抑制が必要だろう。特に大名級ともなれば、感情のおもむくままに振舞えば下が付いてこなくなる。
その例が信長ではないか。
信長は「わしは思うたままに生きたぞ」とか言ってたが、その結果、幾たびか家臣から謀反を起こされ、最終的に明智光秀によって倒されてしまった。

逆の例が最終的に天下をとった徳川家康である。
彼は幼少の頃は今川に人質に出され、今川が信長によって滅ぼされると信長と同盟を結び(実質は従属)し、信長からの幾多の無理難題をも耐え忍んだのである。
さらに、家康は信長に気を使っただけではない。彼自身の家臣団にも気を使っているのである。
家康の領国で一向一揆が勃発した時、彼の家臣団は家康側と一揆側に分裂したのだが、一揆鎮圧後、一揆の味方をした家臣たちを復帰させているのである。
また、嫡男の信康が信長から武田と内通したことを疑われた時、説明のために安土に赴いた酒井忠次は全く信康を庇わなかった。その結果、信康は切腹に追い込まれたわけであるが、家康はその後も酒井忠次を重く用い、酒井家は重臣の地位を保ち続けるのである。
家康は自己抑制の塊とも言える。織田・豊臣時代を耐え忍んだからこそ家康の天下統一となったのだ。

しかし、このドラマは、江を信長を彷彿とさせる自由奔放な娘として設定してしまった。これは致命的なミスだろう。
幼少の頃は、まだ単なる「わがまま娘」で凌げたが、次第に、いつまでも成長しない「お馬鹿な娘」になりつつある。
回が進むに連れて破綻が大きくなってしまったとしか言いようがない。

せめて、母であるお市あたりが「江、思うたままに生きるというのは心の奥底にしまっておくものじゃ。今の世は女には生き辛い。時には耐え忍び、耐え忍ぶからこそ、己の思う夢をかなえられるのじゃぞ」とでも言わしめておけば・・・。

耐えて、耐えて、耐えて・・・爆発!というのが観ている者にもカタルシスを感じさせると思うのだが。
いつも爆発ばかりしてたら「あっ、またか」である。

豊家の呆けた人々

龍子の場合

恒例の龍子の部屋を訪れた江。

「龍子様は平気なのですか?」
「えっ、何が?」
「秀吉の心が・・・その・・・姉上に移ったということですのよ」
側室は10人以上もいるのよ。いちいち目くじらを立てていたら身が持ちません。・・・お茶々様も肌の色艶もよく一段と麗しゅうなったご様子。やっぱり女は男よね。好いて好かれた男あっての女ですよ・・・」

なんともはや達観している龍子様であった。
すべて他人事のようである。
「目くじらを・・・」という部分と「やっぱり女は・・・」という部分が相反するように思えるのだが、前半生において、実家の没落やら嫁いだ先で夫が戦死などの苦労をしてきた分、雨露を凌げ、何の苦労もなく過ごせる現在に満足している模様。
到底、江が相談するには相応しくない龍子であった。

秀勝の場合

秀吉から怒りをかい、謹慎していた秀勝登場。

「秀吉殿の怒りが解けたということですか?」
「叔父は私を許したいようです。しかし、断ってきました。許されねばならぬことなどしてはおりませぬゆえ」
「でも・・・」
「江殿もそうだとか・・・」
「えっ!?」
「叔父と姉君のことを聞きました。あなたも許したいのでしょう?でも許せない・・・」
「許せるわけがありません!」
「しかし、起きてしまった事を・・・」
「あなただって!、秀吉殿を、あなたを許そうとしている人を許さないのでしょう!」
「・・・そうですね。でも、私の心は安らかです。江殿はそうではない」
「えっ!?」
「では、これにて。あなたの心が安らかになることを祈っております」

この会話、何を言いたいのかさっぱり分からなかった(笑)

そもそも秀勝の謹慎処分は、九州征伐の論功行賞の不満をぶつけたからなわけで(笑)
だいたい、秀勝と江の立場って違っていると思う。

秀勝の場合(秀勝:俺何も悪いことしなないもんね=そっちが謝ったって許してあげないもん=心安らか)→対立←(秀吉:不満を言って生意気だが甥だし、許してやるよ)
江の場合 (江:親の仇の猿の側室になるなんて、信じらんない!理解できない!許せない)→(茶々:心はどうにもならぬのじゃ。許してくれ)

ということでしょ。

だから、秀勝の言っていることは全く江には当てはまらないのだ。
「許してやる」という秀吉に甘えから反発しているだけの秀勝。
「本当に申し訳ない。でも、分かってほしい。許してください」という立場の茶々を許せない江。
当然、同じ「許せない」にしても、江が心安らかにならないのは当たり前なのだ。
「では、これにて」とか涼しい顔して言ってる場合じゃないぞ!秀勝っ!
なにしに出てきたんだよ!

これは、さも小難しい理屈で江を煙に巻いて混乱させ、その隙に江の心の隙間に入り込もうとしているテクニックなのではないか!?

初の場合

母の遺言(姉と妹の間を取り持て)を実行しにやってきたお初。

「しかたがあるまい。男と女は解せぬもの。何があってもおかしゅうないわ」
「そんなぁ・・・」

なんか、いきなり茶々を認めてるし(笑)
あれだけ「親の仇」と言っていたお初なのにね。

「何としてでも姉と妹の溝を埋めねばな!」と勇ましく宣言した初。
どのような作戦で江の心をとかすのか!

「ほれ、言うのじゃ!姉上をお許し申しあげます、と。これまで大変申し訳ございませんでしたと。これ頭を下げるのじゃ!」
無理矢理に江の頭を下げさせる初・・・。

あのね・・・。無理矢理かいっ!
草葉の陰で母上も泣いてるんじゃないか、これは(笑)

しかし、初の力技で、ようやく茶々の前に座った江。
これはよい機会とばかりに身籠もったことを告白する茶々。 

「今、私のお腹にはややがおるのじゃ。実を申せば、秀吉殿とのこと、心のどこかで迷いがあった。父上や母上に許していただけぬのなら、命を奪ってくれてもよいと・・・そしたら、このお腹に子が宿った。それを知ったとき初めて許された思いがしたのじゃ・・・」
「母上は許しておられませぬ!」

あらら・・・火に油を注いだ結果となりましたよ。
 
「姉に子が授かったことを喜べぬなら、そなた、もはや人ではないっ!鬼じゃ!夜叉じゃ!」

いや・・・お初さん・・・あのね、そこまで言うことないじゃん(笑)
あんた、全然役に立ってないし!

こんなおバカな初だから、後に起こる大坂の陣でも役に立たなかったんだろうな・・・。
これは、それを暗示させる伏線なのか(笑)
壮大な伏線だよ、これは・・・。

しかし、江も負けてはいないっ!

「猿よりましにござりまする!キッキッ!」と猿のように牙を剥く江。

なんで、ここで「猿」が出てくるのか・・・???
秀吉が茶々を「手篭め」にしたと、いまだに信じてるのかな?
いや、それなら龍子の部屋での内容とか茶々自身の発言とも矛盾するしなぁ・・・。
茶々が秀吉に心を許したことを信じたくないからなのかな。

いや、深く考えることはよそう。
これは女性によくある反論の仕方なのだろう。
理論整然と責める男に対して、思いもよらぬ斜め上から反論する女性。
男としては黙るしかない(笑)

ともかく、真剣なやり取りで人を笑わせるという、お笑いとしては高等な技術を持っている姉妹なのであった・・・。

北政所の場合

悟りきった龍子、甘えん坊の秀勝、力技のお初たちと違い、さすが、おねである。豊臣家の奥を主宰する政所様。ひと味ちがう。

「私もそなたと同じじゃ」
「えっ!?」
「お茶々殿を避けておるのじゃ・・・よくやってくれた、元気な子を産んでくれ、と言いに来たのに、会うことができぬ」

まず、おねは、江と同じ心境であると語るのである。
相手と同じ立場になって同じく苦しんでいると相手に分からせる!

「そなたもさぞや辛かろう。秀吉は、そなたには憎き仇、その仇に姉を奪われたも同然じゃ」
「でも、政所様こそ・・・」
「私はどこかで覚悟しておった・・・」

で、ここで見事に己れの立場を江の側へと立たせる「くのいち忍法変わり身の術」を披露!
まるで第三者的な言いようではないか!
本来なら、「仇の連れあい」として、江から憎しみの一片でも受ける身であるはず。
しかし、狡猾なおねは、さりげなく秀吉のみを仇として強調している。

江を初め、この三姉妹、仇はあくまでも「秀吉」のみなんだよね。
妻のおねや母の大政所、弟の秀長や甥の秀次や秀勝、家臣の石田三成などには憎しみの欠片も持たない・・・。
秀吉が憎ければ、豊臣氏羽柴一族すべてに憎しみを感じても不思議ではないのにね。
そこらへん、三姉妹のずるいとこだよね。都合のいい憎しみとも言える。

「しかし、よもや子が出来ようとは・・・そのことは、正直、堪えた・・・私には、とうとうややはできなんだ。」
「申し訳ございません」

さらに追い討ちをかけるように、自分が落ち込んでいることを江に主張する。
さすがの江も謝るしかなかった・・・。
江から謝罪を引き出すとは、凄腕過ぎるではないか!

「そなたが詫びることではない。それに、此度のことで私ははっきり気付いたのじゃ。秀吉の側室たちに寛大でおられたのも、その中の誰にも子が出来なかったからじゃ。己の醜さ小ささをまざまざと見せ付けられたような気がしたわ」
「醜いなど・・・それは妻としての想い、女心では?」
「ふっ、女心か・・・そうじゃな、それも間違いのう私の想いじゃ・・・大事にせねばな・・・なにやら江と話せてすっきりしたわ」
「それはようございました」
「しかし、そなたはどうするつもりじゃ。このまま茶々殿を許さぬつもりか?」
「それは・・・」
「子とは不思議なものじゃとは思わぬか。秀吉に命を奪われたに等しいお父上、お母上の思いを茶々殿が受け継ぐのじゃ 秀吉の子を産むことによってな。考えようによっては恨みや憎しみをたった一人の赤子が拭い去ってくれるようではないか」

結局、北政所、江を慰めているようで自分の胸中を吐露しているだけである。
このあたりのもっていきようは老練の技であろう。
おねからすれば小娘に過ぎない江は太刀打ちができないのも当然である。

ただ、子に関する話は飛躍が過ぎる。
秀吉と茶々との間に産まれる子は、江にとっては愛憎が入り混じった子である。
それを憎しみが消え去るとは詭弁に過ぎない。

妻と側室

身篭った茶々は北政所から「豊臣の子」を産むことに対して労いの言葉を受ける。しかし、茶々は「豊臣の子」という認識がなかった。

「どの家に産まれようと、この子が私の子であることに変わりはありませぬゆえ」
「思い違いなきように。そなたの子であると同時に、そこにおるややは豊臣の子にございます。・・・それともう一つ。茶々殿は秀吉の側室ではありませぬ。すでに秀吉の妻」
「妻・・・?」
「豊臣の家を守るのが私。豊臣の子を産み、育てるのが茶々殿。役目の異なる妻と心得ませ。」

側室でもいいと思うのだが、このドラマでは、茶々は側室ではいけないようだ。
現代の倫理でドラマを作っているからだろうな。
ちなみに、妻っていうと私的な感じ、側室って言うと公的な役目って印象かな、個人的にはね。

恋愛ドラマを作ろうとするから話はややこしくなる。
別に秀吉と茶々との間は恋愛関係でなくてもいいはず。
親の仇としての想いを心に秘め、そして、浅井長政や柴田勝家がなし得なかった平和の世を実現するためという想いからでもいいのではないかなと思うけど・・・。

この後、江は茶々の元にやって来て「姉上にややが出来たということは・・・私の甥か姪が生まれるということは・・・うれしゅうございます・・・」と言って和解するのだけど、なんだか説得力ゼロである。こんな単純な理由で納得できるなら、今までの怒りは何だったんだよ!

それよりも「お腹のややは秀吉殿の子であると同時に浅井の、織田の血を引く子でもございます。父上や母上の孫にあたる子・・・その子がいずれ天下を治めるなら、父上や母上も許して下さるやもしれませぬ・・・元気なややを産んでくださいませ」とか言って納得した方が、このドラマの江らしいと思うけど・・・。

そして、何の役にも立たなかった初は高次と子作りに励むことを決意して帰っていったのであった。
あんた、ホントに何しにきたの???

結局、今回も「男と女の話」に終始したのである・・・。
江〜姫たちの戦国〜 第20話 感想
 
ドラマが始まる前のナレーション「ただ、一人の女の心が遠い・・・あまりにも遠い・・・」って・・・。

そ・そ・そうかな・・・。
前回の最後で茶々が秀吉に喰らわせたビンタって、明らかに茶々の嫉妬心でしょう・・・。
あれは誰がどう見ても茶々が思わず同い年の側室に嫉妬したからと思ったはず。
その前の「月」をめぐる二人の会話がいい感じだったしね。
それだけにビンタをした後、茶々も自身自分の取った行動に驚き号泣してんじゃん。
あの時点で茶々も分かったはず。
親の仇である秀吉に心惹かれていると・・・。
だから、このナレーションはないよなぁ〜と思いつつ、テーマ音楽は始まった。
もうこれ以上恋愛話を引っ張らないでくれ〜〜〜。

のろける初とのけぞらせる江

さて、テーマ音楽も終わり、いきなり初の幸せ全開モードの手紙(笑)
「わしは近頃、この身も心も一段と大きゆうなった気がしてならぬのじゃ」
「長年の宿願叶い大名となられたからではありませぬか?」
「いや、そちの力ではないかなと思うてな」
「私の?」
「そちを妻に得て、男として初めて自信が出来たような気がする」
「うふ!そんなぁ〜」
見つめあい手を取り合う高次と初。

いや、高次さん、あんた、口が上手すぎ!
高次自身、苦労もしたし能力もあったようだけど・・・。
イケメンな上にこうも口が上手けりゃ無敵じゃん・・・。
そりゃ周りの大名から「蛍大名」と陰口も叩かれるわけだわ(笑)
当時も七光りの陰口ってあったようで、この高次は名門京極家の生まれで、姉は関白秀吉の側室、妻は浅井家の娘にして前右大臣である信長公の姪御だもんね。七光りどころの騒ぎじゃないわな。
きっと槍一本で大名にのし上がった加藤清正とか福島正則あたりから「蛍大名」と言われてたんだろうな(笑)
しかし、加藤や福島は後に改易されて(大名としては)滅んじゃったけど、この京極家、明治維新を無事迎えるんですよね。
うーむ、こういうセレブな一族もあるんですなぁ・・・。

今や影が薄くうざい存在となってしまった主人公の江は「のろけておる場合かぁ!こっちで起きてる事は何も知らずに!」とその手紙に一喝(笑)
江は茶々のビンタ事件が気になってしょうがない様子であった。
その様子に驚いた江の侍女は「恐れながら、こちらで起きていることとは?」と尋ねる。
「何でもないわっ!」と一言で切り捨てる江。
そりゃないでしょ(笑)


気になったら人に聞きまくる発作を持っている江。
もちろん今回もその持病が・・・。

まずは、京極龍子。
「それは悋気というものですよ」
「りんき?」
「や・き・も・ち!」
と真っ当なご意見。
「違います!だって相手は猿なのです!親の仇なのですよ!」

おいおい、その猿の側室である龍子の前で言う言葉でもなかろうに(笑)
「親の仇」だけでいいじゃん(笑)
一言余計だよね、この娘(笑)

「だからこそ、お茶々様はご自分の心を認めるわけにはいかないのよ。はぁ〜誰にも言えずお悩みじゃないのかしらねぇ」

これまた真っ当なご意見。

「龍子様!何でもかんでも男と女の話にしないで下さい!」

と、ご立腹の江。

「NHK様!何でもかんでも男と女の話にしないで下さい!」

と、ご立腹の視聴者。

主人公と視聴者の気持ちが合致した瞬間であった・・・。
こういう形で主人公と気持ちが通じ合えると思っていなかったよ、私は・・・こりゃ反則だ!
江の言葉にのけぞる私であった・・・。

次は、ご意見番である千利休。

「それは龍子様の言わはるとおりかもしれまへんなぁ」
「えっ!?」
「おなごが想いにかられて、手あげたり泣いたりするときゆうんは、そういう時と違いますかな?」
「違いますっ!姉上に限ってそんな事・・・」
「肝心の茶々様は何と?」
「聞いておりません・・・」
「ほおぅ〜心の向くまま何でも口にされるお江様がまだお尋ねでないとは・・・と言うことは、やっぱりお江様もそう感じておいでなのでしょうかな。茶々様が殿下を憎からず想うておいでやと」

これはボディブローのごとく、じわじわと傷つく言葉ですな。
さすがは利休。
きっと今までも「うざい娘やなぁ」と思っていたに違いないよ、これは。

「私、利休様は好きです」
「それはそれは」
「利休様のお茶も好きです」
「何よりのお言葉で」
「でも、今のお言葉は許せません」

利休の茶を飲まず立ち去るお江・・・。

「私、NHK様は好きです」
「それはそれは」
「NHK様の大河ドラマも好きです」
「何よりのお言葉で」
「でも、今年のは許せません」

リモコンのチャンネルを変える視聴者・・・。

何だか今回の脚本、自虐ネタに走ってないだろうか・・・(笑)
再び、江の言葉にのけぞってしまったではないか。

ひとり茶室に残された利休はポツリと呟く。

「お茶々様が秀吉様に・・・」

江が手をつけなかった茶を手に取り一口飲む利休。

「ちと濃い(恋)か・・・」

あ・あのね・・・これが「侘び」や「寂び」なのですか?
くだらぬオヤジギャグで侘しくなって、寂しくなっただけですけど・・・。
のけぞりすぎて背中が痛くなってきた(笑)

結局、江ってさ、姉上の恥を言いまわってただけじゃないのかな・・・。
なにしてんの!?


今宵の月は・・・?

一方、秀吉は・・・。
私としては、茶々の心がわかってウハウハ状態だと思っていたけどね。そうでもないようで(笑)

便所で用を足しては「分からぬ」
手を洗っては「分からぬ」
と呟く有様。

おいおい、人たらしの天才と言われた秀吉がこの程度の事も分からないとは・・・。
で、相変わらず石田三成は秀吉の世話を細々とやいてるし・・・。

そこへ茶々登場!

秀吉は頬を叩いた理由を茶々に尋ねる。
「堪えられなかったのです。昼日中から若い側女と戯れるのに・・・。それより何より、そのお顔、そのお姿が嫌なのです!」
そう言い放って立ち去った茶々は胸が締め付けられる思いにかられる。

ショックを受けた秀吉は、ベッドに倒れこみ大坂を離れ京の聚楽第へ移ると妻のおねに訴える。
「お茶々様にござりまするか?」
おねはさすが秀吉の苦悩の原因が分かってますね。
秀吉は、茶々からビンタを喰らったことまでおねに話すと、おねの顔色が・・・。

ホント、分かってないのは秀吉と茶々と江だけですね。
これって恋愛物の定番かもしれませんよね。
周りは気付いてるけど、知らぬは当事者だけってね。

聚楽第へ移る前夜、秀吉は茶々を呼び出す。
夜空にかかるは半月・・・。
「お茶々様と月を見るのは、これで三度目となりますか・・・どことのう、寂しい月にござりまするな・・・」
そりゃ満月と違って月も半分欠けてますから、寂しいく感じますよね(笑)
「お話しとは?」
「明日、京の聚楽第へ移りまする」
「さようですか」
「共に来てはいただけませぬか?しつこい男とお呆れでしょう。されど、それがしの想われ人になってほしい想い、どうしても消えぬのでござりまする」
「あなたは父と母の仇です。忘れるわけがありませぬ」
「・・・わかりました。本日この時をもって諦めまする」
「諦める?」
「きっぱりと諦めまする・・・ではこれにて」
「力ずくで、我が物にしょうとは思わないのですか?あなた様は今や関白にして太政大臣。それくらいの力はお持ちでしょうに」
「相手がただのおなごであれば、とうにそうしておりましょう・・・では」

おいおい秀吉ーっ!ここまで言われて分からんか!
力ずくで奪ってくれっていう茶々の反語ではないか!
疲れるよ・・・。

ちょっと嬉しそうな笑顔と寂しそうな笑顔をみせた茶々。
うんうん、宮沢りえ、上手いですなぁ・・・。

引越し当日の朝。

正室の北政所おねは側室の龍子や茶々、江に挨拶をする。
「あの・・・関白殿下は?」と尋ねる茶々。
「朝早く一足先に立ちしました」と複雑な表情で答えるおね。
その茶々に驚く江。

張り詰めた空気が漂う中、龍子が口を開く。

「お茶々様は殿下の頬っぺをたたかれたとか?私もあの側室はチャラチャラしてて気に入らなかったの」

凍りつく一同(恐)
ここからが男にとっては恐怖の場面(笑)
女性同士の火花が散ります・・・。

龍子(ふふふ、おね様にもお伝えしたわよ。どうするつもり茶々?)
茶々(なんで知ってるだよー!おね様、やばいよ、顔が引きつってるよー。あっ江じゃな。言いふらしたのは!)
江(ひぇーやばいよ、やばいよ、やばいよ)
おね(私は正室よ、皆それを忘れないでね・・・)

「すっきりしましたわ。ですよね?」と、おねに同意を求める龍子。
「そうじゃな」苦笑いして答えるおね。
「ご無礼いたしまして申し訳ありません」と謝る茶々。
「夫には良い薬です」と答えるおね。

目線で火花を散らす茶々とおね。
顔を伏せる茶々。
勝ち誇るおね。

こわっ!ブルブル・・・。
これぞ正に「姫たちの戦国」だよ!
脚本家は、この場面を描きたかったかもしれんよな・・・。
退屈な恋愛の場面と思っていたが、うーむ、男たちの戦の場面にも劣らないよ、これは。
BGMもおどろおどろしいしね・・・。
彼女らの関係、今後どうなっていくんでしょうかね。


半月後・・・。

突然、大坂に戻った秀吉は茶々を呼び出す。
一緒に行こうとした江を拒否する茶々。(うざいもんね(笑))
茶々に縁談をもちかける秀吉。
政略結婚をさせるのかと疑う茶々。
相手は公家の名門であり、政略ではないと否定する秀吉。
何故かと問う茶々。
「お茶々様には幸せになってほしい。それが父と母を殺めたせめてもの償い」と言う秀吉。

再び満月の夜。
(月の満ち欠けと二人の気持ちをリンクさせてるようですね)
眠れぬ茶々は、庭の東屋に出向き、その満月を見上げる。
そこへ眠れぬ秀吉も・・・。

茶々のことを諦めるという秀吉。
二度三度断られたくらいで諦める程度の気持ちしかないのかと問い詰める茶々。
ここで茶々の気持ちに気付く秀吉・・・・って遅いよ、ホントに!
「親の仇じゃ」と繰り返す茶々。
「お守りいたします」と繰り返す秀吉。
秀吉の腕の中で、茶々の声は次第に小さくなっていったのであった・・・。

ふーーーっ。
ようやく茶々の恋愛ターンが終わった。
正直、疲れました。
大河ドラマの感想を書いているのか恋愛ドラマの感想を書いているのか分からなくなってきましたよ。
私としては歴史的な事についてのツッコミも入れたかったわけですが、今回はそのツッコミを入れる隙もありませんでしたね。
それくらい完璧な恋愛話でした。

これで一安心したいのですが、次回は江が暴れるターンですかね・・・。
ここ最近すっかりお邪魔虫となってしまった江です。
その分、力を溜めているはずで・・・。

(C) 2018 ブログ JUGEM Some Rights Reserved.