三朝四朝又朝朝

思ったことなどを徒然に・・・・・・
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大河ドラマ 平清盛 第7回 感想

「海賊との戦いを終えた清盛を待っていたのは・・・二人の女性でした。控えめながら芯の強さを持つ明子。そして源氏物語にあこがれる夢見がちで明るい時子。清盛が初めて知った甘い恋心のゆくえは・・・?」

突然挿入された「今日の見どころ」・・・あれ!?頼朝さんのナレーションは無くなったのか、と思っていたら、続いて頼朝の声が・・・。

何の意味があったのだろう「今日の見どころ」
どうせするなら、昨年のお江さんみたいに解説などをしてくれればよかったのに。戦国時代よりも馴染みの薄い平安時代だし、特に今回は「官位」が一つのキーワードになっていたわけだしね。忠盛や清盛の官位がどれくらいの地位なのかとか説明してくれたらと思います。

保延元年八月。西海の海賊を見事に討伐した平氏は、京に凱旋した・・・by源頼朝)

平氏の屋敷。

「今こそ平氏の名を一気に高める時!」
「きっと院はますます殿をお取立てになるであろう」
「参議も夢ではない!平氏を見下しておった公卿らも我らと結び付こうとするやもしれぬ!」

盛り上がる一同。

「命を失うたものたちの上に、ますます平氏の繁栄を築いてゆく!それが、これから先の、我らの使命と心得よ!」
「はっ!」
平伏する一門。
忠盛、貫禄十分ですね。

その後、家盛は兎丸たちを見て不審げに清盛に尋ねた。
「兄上!あれは何でござりまするか?・・・」

話し下手の清盛の代わりに、空気を読んだナレーション担当の頼朝が答えてくれる。

(平氏は、海賊たちを検非違使に差し出さず、その知恵と能力をも一門の財としたという・・・)

自分たちを見ている家盛に気付いた兎丸。
「お前、何見とんねん!こらぁ」

(しかし、その後も京の飢饉は続いてた・・・by源頼朝)

兎丸は若干不自然な関西弁で清盛を問い詰める。
「お前ら、どんな汚い事しとんねん?」
「何?」
「俺ら渡さへんために、検非違使にかなりの賂(まいない)渡しとるらしいな」
「父上は父上のお考えがあるのじゃ」
「自分ら平氏だけがのし上がるために、お前ら動いとるんやったら、俺は絶対許さんからな!」
「無論。その時はそうするがよい。俺についてきた事を決して悔やませはせぬ!」

うーん、これはちょっと不自然。
前回で忠盛や清盛と兎丸たちとは話しがついてたんじゃないの?
だから、検非違使に引き渡されずに、のほほんと過ごせてるわけでしょうに。今更だよね(笑)
前回、兎丸が清盛の配下になることを承諾したところは納得し難かったですが、ドラマの流れとして、そういう演出をしたのなら、今回はもっと建設的な会話で良かったと思いますけど・・・

「大将!俺らをいつまでここに閉じ込めておく気や?皆、体がなまってしゃーない言うてるしな」
「おう、もう暫く辛抱してくれ。わしも考えているところだ」
「ほう〜大将にも考えるお頭があったんかいな!」
兎丸の言葉にどっと笑う海賊たち。頭を掻く清盛。
「お前たちの唐船を見て思うたのじゃ。宋の国には珍しき品々がたんとあるはず。それをこの国に運んでくるのじゃ。欲しい者達は米などと引き換えにしても欲しいと思うであろう」
「ほう〜そのためには俺らの腕がいるちゅうわけやな?」
「そうじゃ。博多から瀬戸内の海はお前たちにとっては庭みたいなものだろう。さすれば、お前たちも海賊を働かんでも食えるであろうが」
「ふーむ、船を動かしてれば食えるちゅうわけか・・・なんとも不思議なもんやのう・・・」
清盛の考えについていけない海賊たちは頭をひねっていた。
兎丸が吠える。
「何でもええっ!俺たちは平清盛ちゅう船に乗ったんや。舵取りは任せたからな!」
「俺についてきた事を決して悔やませはせぬ!」
勢いよく自分の胸を叩いた清盛は咳き込んだ。
「大丈夫かいな〜大将・・・」
再び笑い出す一同であった。

・・・という感じとか(笑)

せっかく前回「宋へ渡ろう」などと清盛に言わせているんだし、海賊を手下に従えさせたわけだしね。ちょっとは希望のある会話でもさせてくれても良いと思いますが・・・。

(また、清盛はこの戦で乳父を失うこととなった・・・by源頼朝)

盛康さん・・・まぁ、前回、あれだけの負傷をしたんだからね。無事で済むまいと思っていましたが・・・。

「亡うなる直前、盛康に頼んだ。鱸丸を養子にしてやってほしいと・・・」

鱸丸にそう言った清盛は回想する。

「それは・・・嬉しきことにござりまする・・・」弱った声で答える盛康。
「名を・・・つけてやってくれ」と頼む清盛。
「では・・・盛国と・・・」

清盛は用意していた装束を鱸丸の肩にかけた。
「胸を張って、俺に仕えよ。俺を支えよ!盛国!」
「・・・」
感動する鱸丸改め盛国。

(後の清盛を支える、風変わりな一党が、生まれ始めていた・・・by源頼朝)

盛国は力強く答えた。
「かしこまりました。殿!」
頷き返す清盛。

テーマ音楽。

という次第で始まった第7回。テーマ音楽までは前回の後始末って感じでしたね。

白河院に続いて盛康さん退場でした。去る人もいれば、新たに来る人もいるのが大河ドラマですが、やはり淋しいですよね。清盛の不始末に謝ってばかりいた盛康さんでしたが、ここぞという時は目上の忠正に対して物申す姿、忘れません。

笑えたのが、清盛が盛国に装束を渡しているところ。
おいおい、お前がまず着ろよ!って突っ込みたくなりましたよ(笑)小汚い清盛が小奇麗な装束を渡すってね(笑)

しかし、盛康の死と盛国の誕生をこんなにあっさりと流して勿体無いなぁと思います。今回、清盛は従四位下に叙任されるわけですが、その時に盛康を絡ませるとか、明子との恋愛話に絡ませるとか使いようはあったと思います。

で、鱸丸が平盛国となって、盛康の代わりに清盛の懐刀となっていくわけですが、この盛国が清盛亡き後の平氏滅亡まで見届けるんですよね。前にも書きましたが、この盛国がナレーションをしてもいいくらいです。上川隆也君の声でナレーションっていうのもいいと思います。鎌倉に護送され、頼朝の前に座らされた盛国。そして、回想する盛国っていう感じで物語が始まり、最終回は盛国が断食して命を落としたところで終わるとか。そうすれば、このドラマで言う「軸」が一本通るわけですし、体の「軸」が出来上がっている鱸丸(盛国)にピッタリだったと思います(笑)

まぁ、空想はさておき(またまた無駄に長くなってしまいました・・・)、今回のサブタイトルは「光らない君」という事で、前回の小汚い野郎共の話しとは正反対の感じですね。誰しもが通り抜ける道ですが、我らが清盛さんはどうなる事やら(笑)

ラブストーリーは突然に

平時信の屋敷

「これが光源氏と紫の上の出会いなのですね・・・」

(日も いと長きに つれづれなれば・・・)と源氏物語を読む時子。
(・・・雀の子を犬君が逃しつる・・伏籠の中にこめたりつるものを・・・)

「閉じ込めておいた雀の子が、籠の中から逃げてしまった・・・これはお告げなのですね。幼い紫の上の、まだ胸の奥の奥の奥に閉じ込めてある・・・人を恋うる心が、やがてぱ〜っと飛び出す時が来る事の!」

琵琶の稽古の刻限を知らせる侍女の声が時子を現実に戻した。

「私にも紫の上のような出会いが待っているのかしら?」
稽古へ向かう道中も夢から覚めやらぬ様子の時子であった。

「あっ、雀っ」

そこへ腹を押さえながら駆けてくる武士。

「どけ!どけ!」

光らない君登場ですね(笑)

「もぅ!雀が飛んでいってしもうたではないですか!」

腹の痛みに耐えかね、しゃがみこんだ清盛。
「おおっ・・・雀の子・・・あんなに急いで、どこへ行く?腹は痛いし・・・厠は遠し」
「もうー!台無し!」

道を外れ、茂みに身を隠す清盛(笑)

清盛と時子の出会い、最悪の出会いっていうやつですね(笑)
しかし、このドラマ、清盛を徹底的に下げまくっていますね。
清盛が立派な武士となるのはまだまだ先のようですね。

どんなときも

鳥羽院の御所

(この時、忠盛の位は正四位下。もう一息で三位。すなわち、武士として初めての公卿となろうという地位にまで上っていた・・・by頼朝)

鳥羽上皇の前で平伏する忠盛。
藤原家成が上皇が海賊追討を喜んでいると忠盛に伝えた。

「そちの働きに対し、褒美を遣わす」
上皇の言葉に感謝の意を表す忠盛。
「ありがたきお言葉・・・」
上皇は言葉を続けた。
「・・・が、こたびは子の清盛に譲るがよい。清盛に従四位下の位を授ける」
「謹んで承りましてござりまする」

動揺を隠した忠盛に対し、複雑な表情を浮かべた家成であった。

小汚い格好で院の廊下を歩く清盛。
そこへ藤原忠実が現れる。

「はて・・・誰であったか?」
「平忠盛が子、清盛にござりまする」
「ほう〜いずこの公達かと思いきや・・・」
「父の海賊退治の恩賞の譲りを受け、院に御挨拶を」
「あの手この手でのしあがろうと、精の出ることじゃ。だがな、せいぜいここまでと心得よ。その方に恩賞を譲らせた事を見ても、院に忠盛を公卿に取り立てるお気がさらさらないことは明らか。武士はどこまで行っても王家の犬と言うことよ」

薄笑いを浮かべ去っていく忠実。
悔しがって烏帽子を叩きつける清盛。

院の厩。

「忠実様といえば、僅か100年前、この世の頂にあった藤原道長様のご曾孫。今でも公卿の最上位としての誇りがおありなのでござりましょう」と清盛に説く盛国。
「待て、待て、盛国。何故お前がさような事を知っておるのじゃ?」
「家貞様に教えていただいておりまする。読み書き、勘定から、この国の歴史、武士のたしなみ・・・」
「偉いのう・・・」
「一刻も早う一人前の武士になりとうござりますゆえ」
「されど武士は命懸けの海賊討伐を経ても、なお犬扱いじゃ!」

うーむ、このドラマの清盛の性格上、素直に従四位下を受けるとは考えにくいのですが・・・。前回の海賊討伐の様子を思い出すと、清盛は人質になったりしてヘマしてますしね(笑)で、忠盛が受ける恩賞を譲られたということですからね。

ここで盛康を絡ませたら良かったと思いましたね。
受けられぬと言う清盛に対して、順々と諭す盛康というのも良い光景だと思うのですが。で、鱸丸に「後は頼む」と・・・。
そういう感じで退場する盛康さんに花道を作ってあげてもよかったと思います。鱸丸も盛康から直接言われれば、感激もひとしおだったことでしょうに。で、清盛の装束も少しは小奇麗になってくるとかね。

ちなみに清盛の官歴ですが・・・

     清盛       

12歳 従五位下・左兵衛佐
14歳 従五位上
18歳 従四位下・中務大輔
20歳 肥後守
23歳 従四位上
29歳 正四位下
39歳 播磨守
41歳 太宰大弐
43歳 参議・右衛門督・正三位
44歳 検非違使別当・近江権守・権中納言
45歳 皇太后宮権大夫・従二位
48歳 兵部卿・権大納言
49歳 春宮大夫・内大臣・正二位
50歳 太政大臣・従一位

参考に忠盛の場合

13歳 左衛門少尉
16歳 検非違使
18歳 従五位下
22歳 伯耆守・右馬権頭の兼任
25歳 越前守
32歳 従四位下・備前守・左馬権頭も兼任
34歳 従四位上・備前守如元
35歳 正四位下・備前守如元
37歳 内昇殿を許される
・・・省略
49歳 正四位上

従四位下に叙任されたのは清盛が18歳、父の忠盛は32歳・・・いかに清盛が異例の出世だったか分かりますよね。

律令制において、「従五位下」以上の位階にある者を「通貴」、従三位以上の者を「貴」といい、五位以上が貴族の位階とされていたわけで、六位以下無位までの者を地下(ぢげ)もしくは地下人と呼ばれてたんですね。

つまり、清盛は12歳で「貴族」の仲間入りをしてたわけで、ドラマでは触れられていませんでしたけど・・・。だから余計に清盛の小汚い格好に違和感を覚えるんですよ。

清盛に皮肉を言った藤原忠実さんをみてみると・・・笑えますよね。

10歳 正五位下、その後1年間で侍従・右近衛権少将・右近衛中将と転任を繰り返す。
11歳 従四位下に昇叙し、右近衛中将如元。
   正四位下に昇叙し、右近衛中将如元、伊予権守を兼任
13歳 従三位に昇叙し、右近衛中将・伊予権守如元
   正三位に昇叙し、右近衛中将・伊予権守如元
14歳 権中納言
15歳 従二位に昇叙し、権中納言・右近衛中将如元
17歳 正二位に昇叙し、権中納言・左近衛大将如元
19歳 権大納言
21歳 藤原氏長者宣下
22歳 右大臣に転任し、左近衛大将如元
・・・以下省略

あははっ、スピードが違いますね(笑)

ついでに、源為義さんは従五位下が最高、息子で現在東国を放浪中の義朝は31歳でようやく従五位下。

というわけで、

正一位、従一位、正二位、従二位、正三位、従三位←ここまでが公卿。

以下、それぞれ上下に細分されます。

正四位上、正四位下、従四位上、従四位下、正五位上、正五位下、従五位上、従五位下←ここまでが貴族。ここから下が地下。
正六位上・・・

という壁があるんですね。加えて、内昇殿(忠盛が許されましたよね)とか院昇殿(源氏が誇る源義家が過去に受けてます)とかの特典があったりしますし、ややこしいですね。

で、今回は、その壁をめぐる恋の話になっていきます。

恋に落ちて

雨が降り始め、帰りを急ぐ清盛・盛国主従。
その帰途、泥濘に足を取られて道に倒れている親子に出会う。
清盛が手を差し伸べ引き起こした人は、美しい女性・・・画面が暗くてよく分かりませんでしたけどね(笑)

その親子の屋敷に招かれた清盛主従。

「ご親切痛み入りましてござりまする」
「いや・・大事無うてよかった」
「私は、この家の主にて高階基章と申すものにござりまする」
「うん・・・」
返事もうわの空の清盛(笑)
「あれは、我が娘、明子」
「明子にござりまする」
「うむ・・・」
腰を下ろした清盛。脇に控える盛国が親子に言った。
「こちらは中務大輔、平忠盛様がご子息、清盛様にございまする」
「おおっ、やはり!」
「やはり?」
「黒馬にまたがるお姿、ご装束の趣のある着こなしぶり。失礼ながら、定めて、無頼の高平太様とお見受けいたしておりました」
「いや、それほどのものでは・・・」

清盛の腹の虫が鳴った。
笑い声を上げる清盛と基章。
そして恥ずかしげに笑みをこぼす明子。

食膳の用意を一人でこなす明子。
「全て、明子殿がなさるのか?」と清盛。
「何分にも、この通り、倹しき暮らしにて・・・実は、昼間出かけましたのも、恥ずかしながら、出仕に着てまいる装束がどれも古うなりまして、近くの知人に借りに参ったところ雨に遭い・・・」と言う基章。
「かように暮しが厳しいのか?」と甘やかされたお坊ちゃま育ちの清盛は不思議そうに聞いた。
「父上、かようなお話、お聞かせするものではござりませぬ」と基章をたしなめる明子。
「清盛様!娘を妻としてお側に置いては頂けませぬか?」
基章の突然の言葉に咽返る清盛。
「父上!」と明子も驚く。
「いや、位低き私めの娘などとお思いでしょうが、我が養父為章の生まれをたどれば、かの紫式部にも連なる家柄。特に琵琶の腕は格別!なにとぞ!」
その言葉も耳に入らぬ清盛であった。

うーん、食事する姿も品がないですよ、清盛さん。端然と座っている盛国の方が・・・。
この中で清盛だけなんですよね、貴族は(笑)その人が最も品がないというのがね・・・ここまでする必要があるんでしょうかね。

で、基章父さん、この人、狙ってたんじゃないでしょうか。
貴族の中でも変り種の清盛なら地下の娘でも嫁にしてくれそうとか思って、清盛の日常を調べ上げ、通り道で待ち伏せとか(笑)
娘の幸福を願う父親として、それくらいのことはしそうな雰囲気十分でしたよ、基章父さん。

抱いて

再び鳥羽院の御所

(この年の暮れ、得子様が鳥羽院のお子をお産みになられた。皇女(ひめみこ)であった・・・by頼朝)

不満げな得子。

一方、璋子の侍女の堀河は「安心した」と璋子に語りかける。が、璋子様、意に介さず(笑)当たり前のように、得子に大量の産着を届けるのであった。(笑)

「受け取るいわれはない」と得子。
「産着はいくらあっても邪魔になるものではござりませぬ」と得子のために自分の経験を言う璋子。
「私は五人の皇子と二人の皇女を産みました。一の皇子、今の帝(崇徳帝)は、赤子の頃、ひっきりなしによだれを垂らして・・・、四番目の雅仁が・・・」と言葉を続ける璋子に堀河も胃が痛そう(笑)
「よう分かりました」と得子は璋子の言葉を遮り、産着を受け取る。

反応がない、ということが一番堪える事かもしれませんね。璋子が皮肉を言うなり、動揺するなりしてくれれば得子も満足したでしょうが、いつもの平然とした璋子の姿を見た得子は心乱れまくりでしたね。

で、その気持ちを鳥羽院にぶつけるわけですが、戸惑った鳥羽院も己の思いを包み隠さずぶつけてくる得子を愛おしく思ったのでしょう。得子の気持ちに応えようと得子を抱きしめる鳥羽院でした。

恋しさとせつなさと心強さと

内裏

佐藤義清の歌の才を耳にした崇徳帝は義清を内裏に召しだす。

「身に余る誉れにござりまする」と義清。
突然、歌を詠む帝。
「瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の 割れても末に 逢はむとぞ思ふ」

「流れ速き川が、岩にぶつかり二つに分かれるように、別れ別れになった二人ではあるが、いつかまた、きっと巡り逢おう・・・そんな激しい恋の歌のように聞こえまするが・・・何故でござりましょう。そのむこうに、何か別の思いが見えるような・・・もっともっと狂おしい何かを求める思いが・・・」

義清の言葉に心を動かされた帝。
「義清、次はいつ参る?」

無表情な崇徳帝、歌、義清の解説、帝の言葉・・・簡潔で良かったですね。今までの流れからすれば、崇徳帝の思いとしては、自分を疎んじている鳥羽院に対する思いなのでしょう。それを察してくれた義清。自分の気持ちを分かってもらいたい孤独な帝ですね。

I Can't Get Started(言い出しかねて)

義清の屋敷

もう一人、自分の気持ちを分かってもらいたい人がいます(笑)
「光らない君」こと清盛。
初めての感情に戸惑ったのか、義清の屋敷を訪れた清盛っていう感じです。

しかし、義清、カウンセラーになれそうですよね(笑)

「割れても末に逢はむとぞ思ふ」と空を見つめ呟く清盛(笑)逢いたい人はただ一人ですね。
「直々のお声かけとは、さすがに私も身震いがしたよ」と帝との事を話す義清。
「割れても末に逢はむとぞ思ふ・・・」
義清の言葉を聞いてない清盛(笑)
「して?なに用あってきたのだ?」
「あ・・・いや・・・その・・う〜ん・・・」
要領を得ない清盛。
猫も心配そうに鳴いています(笑)
「ご無礼いたしまする」
「あぁ・・・春子。これがいつも話しておる清盛だ」
「まあ!初めてお目にかかりまする。春子にござりまする」
「妻だ」
「おお、そうか・・・妻か・・・えーっえっえっえっ?」

ここの清盛は良かったですね。初めて恋する男の感じが出てました。
それにしても義清、手が早いよ(笑)
歌心があるということは、相手の気持ちを察する才に通じるということでしょうか?
私も古典などちゃんと勉強しておけば良かったです(笑)

あなたに逢いたくて

琵琶の稽古で明子の元を訪ねている時子。
明子から清盛との出会いの話を聞かされた時子は、「光源氏と明石の君の出会いのよう」と興奮する(笑)
基章も出てきて話が盛り上がる。
「その方こそ明子様の光る君!」
一層興奮した時子は明子をお参りに連れ出した。
興奮する時子に対して、気が進まぬ様子の明子であった。

時子たちが神社を訪れると、熱心に何事かを願っている男が一人。
「どうか再び会えますように」と願うのは、「光らない君」の清盛であった。

「清盛様」と驚く明子。
「明子殿!」と驚く清盛。
「あの時の雀男」と驚く時子。
時子と清盛が揉めてる間に去る明子。

清盛は明子の後を追いかける。
明子を呼び止めたが言葉がでない清盛。
「あの・・・その・・・船に乗った事がござるか?」
「船?いえ・・・」と明子。
「さようか・・・」と会話が途切れる。
明子は清盛に「お乗りになったのでございますか?」と尋ねた。
「ええっ・・・西海にて」
「西海?見たことがおありなのですが?海を」と何故か興味津々の明子(笑)
戸惑いながら清盛は、漁師の小さな船、荷を運ぶ大きな船、唐船に乗った事などを話す。
面白そうに聞いていた明子であったが「夢の中の話のよう・・・父の申した事はお忘れになって」と言い残し去っていった。

そんなある日、清盛の知らぬところで別の縁談が持ち上がってくる。
宗子の従兄弟でもある家成が持ってきたのであった。
いずれも名のある家の娘とのこと。

そりゃ、従四位下だもんね、清盛さん。

「忠盛殿よりも、我が従姉妹殿に喜んで頂きとうて」と家成。

家成さん、若き日に宗子に恋心でも抱いていたような雰囲気でした。
鳥羽院が恩賞を忠盛ではなく清盛にと告げた時、悔しそうな表情を浮かべた家成でしたが、その理由が分かったような気がしますね。


恋文

清盛からの文が届いたと父の基章が明子の元へやってきた。

「からふねの 風なき夜の ここちして 行くも戻るも 君ぞ知るべし」

いや、あの清盛が歌を詠めるわけないし(笑)と思っていたら、案の定、義清の代筆でした(笑)

「風のない夜の唐船のように、このままでは進むことも戻ることもかなわなぬ・・・この恋の行方は、あなた次第。唐船の『から』と空虚なる『から』を密かにかけてみたのだ。まぁ会心の出来とはいえぬがこのくらいでよかろう・・・」とのこと。
庭をぐるぐる廻りながら聞いてる清盛。清盛、心が乱れると廻る癖でもあるみたいですね(笑)

義清の家人が返歌を持ってきた。
「いや、待て!」
返歌を奪い取る清盛は、嬉しそうに読み上げる。
読み上げる様子が崇徳帝と大違い(笑)

「小夜あけて ゆくえあやまつ からのふね めざめし君の 一人揺れけむ」

「なるほど・・・」と義清。
「おい・・・さっぱり分からんぞ」と清盛(笑)

いや、何となく分かるでしょうに(笑)
ふられてんだよ!
それくらいは分かるだろうにね(笑)
猫も慰めるように鳴いてくれてましたし、お寺の鐘も響いてました。「がーん」ってね(笑)

この歌の出来がどれくらいのものかは、古典の知識がない私にはさっぱり分かりませんが・・・。

ちょっと私も思いついたので・・・

「からふねの 風まつ林見る沖に 行くも戻るも 君ぞ松風」
うーむ、単なる駄洒落みたい(笑)古典の文法の知識も歌心もないですし、よく分かりません(汗)未然形とかナントカ活用とかいろいろあったですよね・・・やっぱり、学生時代に古典の勉強をちゃんとしておくべきでした・・・。到底、西行にはなれませんね・・・(笑)

まぁ、慣れないことはしない方がいいということで・・・清盛も歌の遣り取りを止めてしまいます(笑)

告白

明子の館へ乗り込む清盛。
琵琶の稽古を終えた時子とすれ違うが、時子の姿は清盛の眼中になかった。

「お頼み申−−−すっ」

おいおい、道場破りじゃないんだし(笑)

清盛は歌が代筆だった事を打ち明け、その非礼を詫びる。
そして、言い放つ(笑)
「くだくだと歌などを交わすのは性に合わぬ。断るならば、面と向かってきっぱりと断っていただきとうござりまする」
「あなた様のお気持ちに応えることは出来ませぬ」
清盛、ショック!
「父の思いが分からぬか!そなたの行く末を思うて、長年住吉明神に願い続けてまいったのだぞ!」と父の基章。
「それゆえにござりまする」と明子。

明子が清盛の申し出を断った理由・・・いまいち分かりませんでした。

「・・・お申し出にお応えしたところで、きっと私はくよくよと思い悩みましょう。まこと思われているのか、それとも住吉様のお力にすぎぬのか・・・さような一生を私は送りとうござりませぬ。生涯一人だったとしてもお告げなどに惑わされずに生きていきたい。それこそが私の幸せにござりまする!」

うーむ、心から愛されたいって事だろうけど、そこに、何故、住吉明神が絡んでくるのか分かりませんでした。別に住吉のお告げがきっかけでも良いんじゃないの?と思いますけどね。
まぁ、明子は琵琶の教授という手に職を持っているので、何とか独りでも生きていけるでしょうけどね。自分の意志を明確にもった女性像を表現したかったのかもしれませんが、こことちょっと伝わりにくかったですね。
でも、これからの流れで、おぼろげながら明子という女性が浮かび上がってきます。

「見くびるでない。俺が、住吉明神のお導きで、そなたを思うておると申すか」

そう言うけど、あんた神頼みしてたじゃん(笑)確かに、明子に惚れたのは本心からだろうけど、再会をお願いしたのは確かだよね。そこへ偶然明子たちがやってきたわけだし、当時の人とすれば住吉明神のお導きと思っても当然だと思いますけど。おまけに歌の代作まで人に頼ってたじゃん(笑)偉そうには言えないと思うけど(笑)

「・・・」
「見くびるでないぞ!俺はそなたと会うた時、なんと清げなる女かと思うた。そなたの夕餉を食い、毎日食いたいと思うた!海賊や唐船の話に目を輝かせているそなたを見て、生涯、俺のそばにおって欲しいと思うた」
「・・・」
「俺は、俺の心に従い、そなたを妻にしたいと申しておるのじゃ!」

直球勝負。
でも、一歩間違えれば相手が恐がって心を閉ざしてしまうことにもなりかねません。そんなに怒鳴らんでもいいと思うけど。ただでさえ、清盛は従四位下の貴族なんだし。明子としては、遠慮もあるだろうしね。

「海に・・・行きとうござりまする・・海へ行って船に乗って・・・見てみとうござりまする。清盛様の目に映る広い広い世を。お供・・・させていただけまするか?」
「きっとじゃ。きっと、そなたを海へ、広うて面白い世へ連れてってやる」

清盛の直球をまともに受けてくれましたね、明子さん。
とりあえず良かった(笑)

明子のような女性は、こういう強引さに弱いのかもしれませんね。女性の気持ちはよく分かりませんけど・・・。

清盛との出会いから清盛の思いを受け入れた顛末を見てみると、明子は、現実をわきまえ、その分、諦めにも似た心境だったのかもしれませんね。時子のように幼くもなく、現実の厳しい暮らしの中で今を生きているって感じでしょうか。それが清盛によって夢を見ることができるかもしれないという期待とそれが実現できなかった時の不安、そういう感情が渦巻いていたのかもしれません。でも、清盛のストレートな言葉に自分を託せると信じることができるような心境になれた、そんな感じに思えます。

清盛と明子の遣り取りの一部始終を見ていた時子。
彼女もかなりのインパクトを受けたようでしたね。
明子の家から帰る道すがら源氏物語の一節を呟きます。

(・・・雀の子を犬君が逃しつる・・・伏籠の中にこめたりつるものを・・・)

この意味は、冒頭で時子自身が言っていましたよね。
「閉じ込めておいた雀の子が、籠の中から逃げてしまった・・・これはお告げなのですね。幼い紫の上の、まだ胸の奥の奥の奥に閉じ込めてある・・・人を恋うる心が、やがてぱ〜っと飛び出す時が来る事の!」

時子が夢見る少女から大人の女性へと生まれ変わった瞬間だったかもしれませんね。もしかしたら、ストレートに想いを告げた清盛に対して恋心を抱いた事に気がついたのかもしれません。もし、そうだったとしたら、初恋と失恋が同時ってことで、時子にとっては悲しいことでしょうね。

愛は勝つ

平氏の屋敷。

明子を連れて現れた基章。基章は右近衛将監で正六位。
右近衛将監で正六位って、刑事ドラマだと、主任(警部補)クラスくらいなんでしょうかね。清盛は管理官(警視)クラスというところでしょうか。

「たかだか正六位ではないか・・・」と忠正は渋い顔。
「今がどういう時であるか分かっておいででしょうな?いかなる家と結ばれるかで、一門の行く末が決まってくるのでござりまするよ」と家貞も諫言する。

清盛、大人になりました。静かに自分の思いを語ります。

「承知しておる。されど、位が違うからと、共に生きてゆく事が許されぬとすれば、それはおかしいと思う」

座りなおした清盛。
「勝手を申して皆には迷惑をかけるやもしれぬが、どうかお許しを頂きたく、お願い申し上げまする」
深々と一礼をする清盛。

「清盛・・・何故、この娘をいとしく思う?」と忠盛が尋ねた。
「明子殿は、つまらぬ戯言に惑わされる事なく、どんな事も己が力で乗り越えようとする女子です」

清盛の言葉を聴いていた家盛はちらりと明子の方を見る。
家盛の中で母宗子の言葉が重なったのやもしれませんね。

「・・・かようなお人と、楽しき時も苦しき時も、共に面白う生きていきたい。そう思いましてござりまする」

複雑な表情を浮かべる家貞や宗子。
忠盛が一同に申し渡した。
「分かった。高階明子を清盛の妻に迎える」
「ありがとうござりまする」
笑顔で答える清盛。
家盛も嬉しそうである。早速、清盛に祝いの言葉を述べ、明子にも「兄上をよろしゆうお願い致しまする。義姉上」と述べる。

本当に出来た弟でありますなぁ、家盛は。反面、忠正や家貞たちの胸中は・・・。

(分け隔てのある世に疑念を抱いた若き清盛らしい決断であった。だが、これは、平氏一門、各人の胸に様々な波紋を投げかけ、清盛に更なる試練を与える決断でもあった・・・by頼朝)

♪〜遊びをせんとや生まれけむ・・・戯れ・・・♪

今様を口ずさみながら廊下を渡る忠盛は宗子の姿に気付く。

「おお、宗子」
「よろしいのでござりまするね?家成様の持ってきて下さったお話をお断りして」
「ああ・・・すまぬがそうしてくれ」

そう言い残し、去っていく忠盛の背中を見つめる宗子であった・・・。

・・・

という第7回でしたね。

清盛の恋愛騒動には笑えましたね。
今様を口ずさむ忠盛、良い光景でした。舞子の事を思い出していたのでしょうね。
寂しげに忠盛の背中を見送った宗子さんも気になります。

冒頭で忠盛が一門に言った「命を失うたものたちの上に、ますます平氏の繁栄を築いてゆく!それが、これから先の、我らの使命と心得よ!」とは逆の結果となってしまったわけで、結束を誓った平氏一門が今後どうなるか気になるところです。

同様に、自分なりに源氏物語の解説をしていた時子が、思いもかけないことから、「胸の奥の奥の奥に閉じ込めてある・・・人を恋うる心が、やがてぱ〜っと飛び出す時が来る」ことになった事も面白い対比でした。それをもたらしたのが清盛と明子であったという点も含めて。

明子を妻に迎えた清盛、来週からは小奇麗な格好となるのでしょうかね?
そうならないと明子が一門から責められるよ、清盛さん。
彼も少しずつ大人の階段を上っていっているようですね。

今回は女性たちがメインで画面も見やすかったですね。これくらいでちょうど良いと思います。
コメント
from: maldron   2012/02/24 9:28 AM
前回に引き続き失礼します。私も先週よりは今週の方が見やすかったですね。海賊船の冒険活劇みたいなのは大河にはちょっとそぐわない気がします。ただ、今週もツッコミ所はありましたね・・・
まず兎丸の言葉。私は関西人なので余計そう思うのかもしれませんが、アクセントが無茶苦茶です!というか時代劇なんですから無理に方言しゃべらさんでも、と思いますね。他の登場人物は標準語なんですからそれで統一してほしいです。
あと、清盛がいつまでも汚い顔なのも不自然ですよね。院に出仕してる時ぐらい顔洗えよ!清盛の人物設定は相変わらず謎です。

ただ、和歌のやり取りとかは当時の上流階級の恋愛事情が垣間見えて良かったですね。あと鳥羽院周辺のドロドロはますますヒートアップしそうでこちらも目が離せません。崇徳天皇も徐々に出番が増えてきましたね。こっから保元の乱に向けてどう盛り上げていくのか見ものです。
from: 淡月   2012/02/24 6:38 PM
maldronさん、こんばんは!

方言は難しいですよね。その土地の言葉は、その土地で暮らしている人々の体に染み付いているようなものですからね。他の地域の人がマネしてもどこか違うっていう感じを受けるでしょうし。
私も関西人なので、兎丸の関西弁にはやはり笑ってしまいます。兎丸がいくら凄んだ演技をしてもギャグにしか見えませんよね(笑)登場人物の中で兎丸だけですもんね。制作側に海賊には関西弁が合うだろうという意識があるのなら「それはちゃうやろ!」って言いたいですよ。

あの時代は、自分の気持ちを相手に伝えるのも大変ですよね。いや、大変っていう感覚は現在から見たもので、当時の人々は当たり前にやってたんでしょうけど。

使者に文を預け返事を持ち帰ってくるまでの間、待ち焦がれ恋い焦がれて益々燃え上がったりして(笑)今では携帯電話やメールで簡単ですもんね。あっ、でも電話自体登場してから僅か百数十年ですから、そう考えたら、意思疎通に手間がかかっていた時代はそう遠くないんですよね。それに、意思疎通の手段が格段に進歩しましたが、相手から返事が返ってくるまではハラハラドキドキでしょうから、人間の気持ちというのは大して変わってはないかもしれませんね。

次回は朝廷内で動きがありそうですし、ちょっと楽しみです。
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