三朝四朝又朝朝

思ったことなどを徒然に・・・・・・
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江〜姫たちの戦国〜 最終回

漸くと言うか、ついにと言うか、お江さん、終わりましたね。
放送が終わって一週間ということで今更という気がしないでもないですが、一応の「けじめ」として・・・。

私の中では43回の大坂冬の陣で終わっていたので、44回・45回と感想を書くこともなく最終回を迎えてしまいました。予想通りと言いますか、まぁ、散漫な最終回でしたね・・・。

この最終回、元和2年(1616年)の本多正信の死から寛永3年(1626年)のお江さんの最期(を象徴していると思われる最後の場面)までの10年間を描いているのですから、忙しいことこの上なかったですね。次から次へとイベントを処理するのに手一杯って感じでした。完全に時間配分って言うかペース配分のミスでしょう。

家康死後の方が秀忠と江という夫婦にとっては本番だったはずです。でも、44回から最終回までの3回だけでは何もかもが中途半端で、見ている方としても何の感慨もわいてきません。最低でも5回分くらいは必要だったかな・・・などと思ってしまいますね。

秀忠の四男である保科正之。
最終回でいきなり登場して、お江も有耶無耶のまま納得してって感じでしたもんね。保科正之が生まれたのは大坂の陣前だったはずで、いくらでも描き様はあったでしょうに。徳川と豊臣、言い換えると家康と江の対立に苦悩した秀忠はついつい侍女のお静に手を出してしまう。しかし、生涯側室を持たぬとお江と約束したため、その旨をお静に謝り、本多正信に相談して正之の処遇を決めるとかね。そういう描写があって、この最終回冒頭の正信の遺言とも言うべき言葉が生きてくると思うのですが・・・。

千姫についても、なんだかなぁって感じでした。千って豊臣滅亡後、秀頼と側室との間の娘の助命をしてるんですよね。そういう強い一面があった女性だったと思いますよ。秀頼や淀、そして、秀頼の息子の助命が叶わなかった分、それこそ必死で助命嘆願をしたはずでしょうに。「これが私の戦です」とか言って初や龍子や江をも巻き込んだ助命運動を描くっていうのも一つの手だったと思いますね。「女の戦は生きること」というお市の台詞も活きてくるでしょうしね。それこそ女性視点からの戦国ドラマなんだから描くべきだったでしょうに。まぁ、そういうのを描くには回数が足りませんでしょうけどね。やっぱり時間配分のミスでしょう。結局、このドラマの千は、そういう「戦」をすることなく、ただ悲しみ、最後は憎いはずの秀忠と訳の分からん和解をしてお嫁にいきました・・・。

竹千代と国松の世継ぎ争いも最後はみんな「良い人」になってお仕舞いでした。
竹千代の乳母の福の人格の変わりぶりは見てて唖然。魅力に欠ける主人公の敵役ってな感じでしたから、更に魅力がありませんでした。で、これも最後は仲良しになって終わり。

秀忠の人格設定も駄目駄目でしたね。あれだけ父親の家康のことを責めておいて、結局、やってることは同じですもんね。その理由が「天下泰平のため」って、おいおい、それじゃ信長も秀吉もそうだったでしょうに。ただ、それぞれ「織田家による天下泰平」であり、「豊臣家による天下泰平」「徳川家による天下泰平」の違いだけ。その違いが豊臣家と徳川家の争いになったわけで、「徳川家による天下泰平」を家康や秀忠が望んだから戦を起こしたわけでしょうに。本当に純粋に天下泰平を望んでいるなら豊臣家の大老としての地位に甘んじていれば戦は起こらなかったはずでしょう。家康も秀忠もそれを良しとしなかったから戦を仕掛けたはず。都合の良い「天下泰平」ですよね。で、江も「戦のない世にしてください」とか・・・アホかっ!何を納得してるんだよ!

結局、後世の視点からでしかないですよね。徳川が天下を統一して戦がなくなったっていう結果論に過ぎません。当事者の家康や秀忠はもっと必死だったと思いますよ。「ここで豊臣を潰しておかなくては徳川という家は滅ぶ」っていう思いが深かったと思いますよ。だからこそ70歳を越えた老齢の家康が駿府から大坂まで出向いていったのでしょう。そういう必死さが秀忠には全く無かった。もちろん江にもね。

で、主人公の江ですが、これは言うまでもないですよね。幼い頃は八面六臂・東奔西走の大活躍。大きくなって大人しくなる・・・そんな主人公のどこに魅力があるというのか・・・。

やはり、織田信長という歴史的に大きな存在に惑わされた感じでしたね。制作する立場としては信長や秀吉という人物は魅力的でしょう。どうしても絡ませたくなりますよ。でも、主人公は江であり茶々であり初であるわけですからね。江が信長に憧れるとか、秀忠が唯一尊敬している武将が信長とか、信長という人物に囚われ過ぎてます。むしろ逆に、信長の残虐な行為を目にした幼い江だからこそ「戦を憎む」というように設定した方が自然だったと思います。秀忠にしてもそうでしょうに。信長は家康の正室や長男を殺させた張本人なんだから、秀忠としては家康を憎むなら信長も憎いはずでしょうに。それが事もあろうに江も秀忠も信長を尊敬してるんだから(笑)

戦国の三英傑に拘ったため、肝心の主人公の人生がぼやけた感じのドラマでしたね。だから最後のシーンを見ても何の感慨もわきませんでしたよ。突然お市さんが出てきて驚きましたけど(笑)あれが江の死を象徴しているのなら、一層の事、先に亡くなった人々を全員出して馬で走ればよかったのにね(笑)

「江っ!」
「・・・?」
「そなたは私の希望だ・・・」
「・・・」
「いかがした?」
「いえ・・・」
「行くのであろう」
「はい」
「私のところへ帰ってこいよ」
「他に帰る場所などございません」
江は秀忠にそう言い残すと、馬を走らせた。

頬にあたる風が心地良い。

しばらくすると横で併走する気配がした。
「母上!?」
「江・・・久しぶりじゃの、そなたと走るのは」

母の市と馬を走らせていると、本多正信が駆け寄ってきた。
「御台様、若からお話しを聞かれましたか?」
「うむ、もう良いのじゃ。大奥という仕組みを作って、側室の子も共に暮らすことにした」
「それはようございました」

そのまま駒を進めると木陰で家康が座っていた。
「義父上様!」
「おう、江か。意外に早くわしに追いついたのう」
「義父上様も御一緒に走りませんか?」
「あっ、いや、わしはもうしばらくここで休んでおる。先へ行くと怖いお人たちが待っておるでな」
「そうですか・・・それは仕方ありません」

「江!」
「叔母上様」
「姉上、それに秀頼・・・」
「もう少し豊臣のために働いてくれると思うておったぞ、江」
「申し訳ありません、姉上」
「もう良いではありませんか、母上」
「秀頼、そなたは人が良すぎるのじゃ」

そのまま走っていると、何やら美味しそうな匂いが漂ってきた。
「あれは三成ではないか?」と淀。
「ほんに、まぁ・・・こんなところでも蛤などを焼いておるのか!」と驚く江。
「さぁさぁ、皆様、お召し上がりなされませ・・・ところで家康殿を見かけませんでしたでしょうか?」と三成。
「えっ、いや、見掛けなかったが・・・」と口を濁す江。

腹ごしらえをした一同は再び馬上へ
「茶々〜、ひでよりーっ」
「殿下・・・」
「もう、待ちくたびれたぞ!よう来たよう来た」
「ゴホン」と咳払いをする江。
「なんじゃ、江か!相変わらず邪魔なやつじゃの。もう良いではないか!」と秀吉。
「あちらはよろしいのですか!」と江。
その視線の先を見る秀吉。
「おね〜そ・そなたも来ておったのかっ!」
「お前様もちっとも変わりませぬな」
「まっまっ良いではないか」
「皆で走りましょう!」と江。
「う・うむ・・・わしは茶々と秀頼とおねでここにおるわい・・・この先に行くのは怖いしのう・・・」
「そうですか、なら、私は行きますよ!もうお邪魔はいたしませんからねっ!」

馬を走らせる江。
「おやおや、年を召されても変わりまへんなぁ」
「利休様っ!」
「喉でも乾いてはる頃やろ思うてな。こちらで一服しなはれ。あなた様をお待ちの方々もいてはるさかい」
「秀勝様っ!それに秀次様も」
「『も』とは何じゃ『も』とは!相変わらずの口のききようじゃ」と秀次。
「あはははっ、兄上、良いではありませぬか」と秀勝。
「秀勝様・・・私は秀忠様と・・・」
「よいよい。そなたが幸せならよいのじゃ」

一服した江は馬上に。
「江ーっ!」
「・・・柴田の義父上様!」
「おおっ、よう来た。ほれ、そなたが作ってくれたお守り袋。こうしてまだ持っておるぞ!」
「あまり効き目がなくて申し訳ありません」
「よいよい、よいのじゃ。さぁ行け」
「はい」

しばらく走ると、何やら取っ組み合いの喧嘩をしている二人が・・・。
「伯父上・・・明智様・・・何をしておいでですか!」
「おう、江か。光秀を叱っておったのよ。わしを亡きものとしたはいいが、その後がいかんとな」
「確かに面目次第もありませぬが、上様が油断されたわけで・・・羽柴殿も戻るのが早すぎたため・・・」
「ええいっ、言い訳は無用じゃ!」
再び、光秀を殴りはじめた信長。
「ふーっ、喧嘩するほど仲が良いと言いますからね・・・」
呆れた江は馬を走らせた。

視界が開け、一面に広がる湖水。
「これは琵琶湖・・・江戸からここまで来たのか・・・」
「江・・・か?江じゃな・・・待っておったぞ」
見知らぬ武将が立っていた。
「・・・?」
「そなたの父上じゃ」と市がささやいた。
「・・・父上様」
頷いた長政は江を抱きしめた。
「わしの希望が帰ってきた」

---完---

・・・最後に遊んでしまいました。

本来なら数回で脱落しているはずでしたが、こうしてブログでアホな突っ込みを書くことで最終回まで見ることができました。うーむ、これって良いことなのか・・・ちょっと分かりません(笑)

ただ、私の駄文をお読みくださった方々、お付き合いいただき有難うございました。そして、コメント書いて下さった方々、励みになりました。誠に有難うございました。

と言うわけで、これにて大河ドラマ「江〜姫たちの戦国〜」の感想も終わりです。
コメント
from: na   2011/12/05 3:54 PM
ついに更新されてる!!☆
もう淀散るで、江への記事、フェードアウトかと思ってました笑

淡月さんのその最終回いいですね!笑
第1回?の江は希望じゃにつながりますし!
時任三郎観たいですし!

ファンタジーちっくに、最終回全員集合!その方がいいです♪
江っぽいです!

色々ありましたがついに江も終わりましたね〜
何回かビデオに撮った回がありましたが
観返すことなく、新しい何かを録画することになりそうです笑

突っ込みながらここを観るのが楽しみでした(^^)


次は平清盛、観ようと思います!

淡月さんの大河の記事もまた楽しみにしてます〜♪
from: ミミエデン   2011/12/05 10:28 PM
淡月さんの感想を読み終えて、私の大河もやっと終わったか、という気持ちでいっぱいです。いらいらしながらの視聴もこのブログを読むと非常に楽しいものになりました。なので完結していただいて本当にありがとうございます。

大河歴40年(天と地と以来)の私ですがこんなにひどいと思ったドラマも初めてです。それでも大河は私の日課ですので見つづけておりました。このブログのおかげでひどいドラマの中にも楽しみを見つけられて本当によかったです。
淡月さんが脚本を書いて下さればよいのに・・・と何度も思ったものでした。
最終回も楽しいストーリーをありがとうございます。

これからも楽しみにしてます。
from: 淡月   2011/12/06 9:34 PM
naさん、御無沙汰です。

いやホント、フェードアウトしようかと思ってました(汗)
でも、最後くらいは書かないと自分の中でも終わらない気がしてきまして・・・。まぁ、最後も悪ノリして書いてしまいました。
でも、このドラマの江らしいかなって思ったり(笑)

今年の残りは、「坂の上の雲」を見て終わりです。このドラマは、三年越しの年末に放映するという変則のドラマですが、これこそ大河ドラマとして1年をかけてじっくりとやってほしかったと思いますね。

来年の平清盛は、予告編を見る限りでは、何だか泥臭い感じですね。今年の反動なんでしょうか。私も期待してます。
from: 淡月   2011/12/06 9:57 PM
ミミエデンさん、コメントありがとうございます!

「天と地」なんて・・・大河ドラマの大先輩ですね。
そんな方の目を汚していたとは、お恥ずかしい限りです。

私の場合は「国盗り物語」以降なのです。幼いながらも鮮明に覚えてるんですよね。ですから、私の中では、織田信長と言えば高橋英樹であり、明智光秀は近藤正臣、木下藤吉郎は火野正平、と言う感じで連想してしまいます。

初期の頃の大河ドラマなど見てみたいのですが、当時はビデオテープが高価なため使い回しをしてたらしく、テープが残ってないようですね。「国盗り物語」の場合、総集編がかろうじて残っているそうです。

いつまでも記憶に残るドラマを見たいですよね。
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