三朝四朝又朝朝

思ったことなどを徒然に・・・・・・
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「JIN -仁- 完結編」 私的最終回その1
JUGEMテーマ:JIN -仁-

「JIN -仁- 完結編」の最終回放映まで6時間を切りました。

うーむ、どうなるんでしょうね。いろんな謎の真相は?登場人物たちはどうなるのか?
興味は尽きません。

うーむ、待ちきれない。こうなったら、自分の希望的・妄想的なものを書いてしまおう!
というわけで、書いてみたのがこれ↓

あっ、これはあくまでも私の妄想なので、変な先入観に自分の想いを汚されたくない!という方は読まないほうが良いです。
暇だし、変な妄想でも受け入れられるという心の広い方は、暇つぶしにちょうどいいかもしれません(笑)

とりあえず、前提としては、上野戦争で負傷兵たちの手当てが終わった仁と咲と恭太郎という感じです。
上野戦争までの経緯は面倒なので省略しました(汗)
今日の半日で書き飛ばしたものなので乱文ですがご了承下さい。
 1
気がつくと、俺はベッドに横たわっていた。
指を動かしてみる・・・動いた。
ここは・・・見慣れたと言うべきか、懐かしいと言うべきか・・・。
俺が勤務していた東都大学付属病院の病室のベッド。

俺は体中に付けられているチューブやコードを外し、体を起こした。
その瞬間、すべての記憶が蘇ってきた。
・・・。
そう、俺はあの時、江戸時代の上野・・・。
新政府軍と幕府の彰義隊との戦で負傷兵たちの治療に当たっていた俺と咲さん。

咲さん・・・。

戦も終わり、寛永寺の境内から引き上げようとしたとき、物陰から彰義隊の残党と思われる兵士に襲われた。
必死に防戦する恭太郎さん。
俺の目の前には振り上げられた白刃の煌めきが映った。
その時、俺は突き飛ばされ、崖から転落した。
落ちていく俺は、悲しげな咲さんの顔が見えた。
その咲さんに振り下ろされる刀。

咲さん!

戻らなければ!

俺はベッドを抜け出した。
足元がふらつく。

「戻るぜよ・・・先生」

「・・・龍馬さん?」

俺は周囲を見回したが、誰もいなかった。

「わしは、こっちじゃ。先生」

俺は、病室のドアをそっと開けた。
消灯時間もとうに過ぎているのだろう。照明が落とされ、人影もみえない。
ドアをそっと閉めて、俺は人気のない廊下をあるいた。
病室の入口のネームプレートには「南方仁」と掲げられていることも知らずに・・・。


標本室。ホルマリンの匂いが微かに鼻を刺激する。
物陰に隠れた時、ドアが開き誰かが入ってきた。
俺・・・5年前の俺?・・・2009年の俺だ。
若い俺が棚に標本を置き、そのまま部屋を出て行った。

「先生、戻るぜよ、一緒に、あん世界へ」
「分かってますよ、龍馬さん」
俺は胎児様奇形腫瘍の標本を取って部屋をでた。

「急ぐぜよ」
「あっ、ちょっと待って下さい、龍馬さん。この際だから・・・」
俺は必要と思われる薬や緊急の医療セットなどを抱え込んだ。
非常口を開けた。
2009年の空気が俺の体を包み込む。
ゆっくりと非常階段を上がっていった。
「大丈夫かえ?先生」
「ええ、何とか・・・ちょっと足が頼りないですけどね・・・やっぱり龍馬さんだったんですね」
「そうじゃ、気ぃが遠くなったと思うたら、先生の頭ん中にいたぜよ。こりゃたまげたが」
「ええ・・・でも、私も、不思議ですが、何となく、そんな感じがしてました」
「先生、誰か来よるぜよ」

「何をしているんですか?ダメですよ、まだ出歩いては・・・戻りましょう」
2009年の俺が声をかけてきた。
「いかんちゃ、先生。早よう」
「はい」
俺は力を振り絞り階段を上がろうとした。

時代と俺と、先にいくのはどっちだ・・・。

腕が引っ張られた。
足元がふらつく。
階段から落ちていく"俺"
"俺"が消えた・・・。

「りょーまさん、りょーまさーーん」
「先生、ちくっと待っとおせ」
その声を最後に、再び龍馬の声が聞こえることはなかった。

消えたのは2009年の俺の方だった。

階段の踊り場に倒れ、再び意識が遠のいていく。

俺は時代に取り残されたのか・・・。

(つづく)
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