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日曜劇場 「JIN -仁- 完結編」 第9話の坂本龍馬襲撃事件を検証ー護衛・東修介ー
JUGEMテーマ:JIN -仁-

慶応3年11月16日未明。
仁の働きにより近江屋での京都見廻組からの襲撃を逃れることができた龍馬であったが、結局、伏見の寺田屋で橘恭太郎を中心とする旗本3名に襲撃されてしまった。そして、龍馬を斬ったのは、なんと護衛の長州藩士である東修介・・・。

東は、龍馬に対して何らかのわだかまりを持っていた様子であった。しかし、龍馬と共に行動し、その考えなどに触れていくうちに、そのわだかまりも消え、ついには「ずっと坂本さんの護衛をします」と笑顔で言うまでになっていたはず。
その東が何故龍馬を斬ったのか・・・?

現場百回。これは捜査の鉄則である。
というわけで、伏見の寺田屋付近で起きた坂本龍馬襲撃事件を検証してみよう。

 場面1 東修介と橘恭太郎

龍馬を 寺田屋まで追ってきた恭太郎。しかし、彼は龍馬を斬ることに迷っている様子であった。それは彼が一刻(約2時間)もの間、寺田屋の周辺をうろついていたこ とでも分かる。今までの仁や龍馬や咲との交流を思うと、上司からの命令とはいえ、ためらうのも無理はない。そんな恭太郎に踏ん切りをつけたのは、皮肉にも 龍馬の護衛である東の不審尋問であった・・・。

斬り合いになった東と恭太郎。
負傷した恭太郎に東はとどめをささず、問いかける。
「坂本さんを斬ろうと時の流れは戻らぬ。徳川の時代は終わったのだ。何故かように無駄なことをするっ!」
この時の東の刀は刃が上で峰が下となっていた。つまり、峰打ちで恭太郎の戦闘能力を奪うつもりだったのだろう。東の言葉は「暴力は暴力を生むだけ。他に道はある」という仁や龍馬の考え方に通じている。

しかし、恭太郎の同僚二人が駆けつけたことにより事情は一変。
振り向いた東は新たな刺客二人の姿を確認。
東と刺客団との死闘が始まる。

場面2 龍馬登場

死闘を繰り広げる東と三人の刺客。
その騒ぎを目撃した龍馬。

東は自分の正面から襲う刀を避け、東の右手から襲う刺客Aの脛あたりを斬る。
塀際に倒れこむ刺客A。
東は「あと二人・・・」と思ったはず。

刺客Bと鍔迫り合いになった東。
そこへ龍馬が飛び出してくる。
「何をしちょるがじゃ!東っ!」

龍馬に気付いた東は叫ぶ。
「来ないで下さい、坂本さんっ!」

この時、東には龍馬を逃がそうという意図があると判断できる。
それは、同時に刺客たちに標的である龍馬のことを認識させてしまうことになった。
そして、龍馬に叫んだことによって東に隙ができ、刺客Bに利き腕である右腕を斬られる。

再び叫ぶ東。「逃げて下さいっ!」
自分が斬られても龍馬を逃がそうとする東であった。

場面3 丸腰の龍馬

斬られた東を見て、龍馬は懐を探りピストルを取り出そうとするが、そのピストルは二階の座敷に置いたまま。
それに気付いた龍馬に突きつけられる刀。
刀を突きつけたのは、橘恭太郎。
「恭殿・・・」と驚く龍馬。

龍馬の身を案じ、咲に抱えられながら二階から降りてきた仁。
その二人は恭太郎が龍馬に刀を突きつけているところを目撃する。

「兄上・・・」とその場に座り込む咲。
何とか龍馬たちのところへ行こうと、頭を押さえながらも這いずる仁

恭太郎を含む刺客三人は幕府からの指令であると事態を察した龍馬。
「咲さんと栄さんを・・・人質にとられたがかえ・・・」

東と揉み合う刺客Bは叫ぶ。
「早ようせーっ、橘っ!」

恭太郎に問いかける龍馬。
「わしを斬ったら死ぬつもりかえ・・・まっこと、それより他に道はないがかえ!」
必死に這いずる仁。
「き・恭太郎さ・・・ん、やめろーっ!」

「早よせんかーっ」と叫ぶ刺客B.
塀に押し付けられた東は刺客Bを蹴倒す。

「きょうどのーっ」叫ぶ龍馬。
刀の柄を握りなおした恭太郎は、「ごめーーーんっ」と叫びながら刀を振り上げる。

絶望の表情を浮かべる咲。
「やめろーっ」と仁。
「坂本さーーーん」と駆け寄る東。
飛び込んだ東は、その刀を払う。
倒れこむ恭太郎。

場面4 その時・・・



中央に立っているのが東修介。
東の右やや奥で尻餅をついているのが橘恭太郎。
東の左で恭太郎よりも奥側で這っているのが東に脚を斬られた刺客A。
東に蹴倒された刺客Bは東の正面奥に倒れこんでいる模様。
手前でひっくり返っているのが龍馬。

龍馬と刺客Aは立ち上がろうとする。


立ち上がった刺客Aはそのまま龍馬へ突進。
驚く龍馬。

東は恭太郎から刺客Aに視線を移すが目を閉じてしまう。何故???

目を閉じ、叫びながら左手で刀を振る東。
その向きは・・・。

この時の体勢。明らかに背後にいた龍馬(画像では手前が龍馬)を標的とした体勢となっています。
右腕を負傷しているので左手で刀をもっている東。
したがって、刀は東の右から左に振り抜くことになります。


振り抜いた後の様子。

東と龍馬の体は正面で向かい合っている。
龍馬の右後ろにいた仁の顔に龍馬の血が飛び散る。
明らかに龍馬を標的として斬った感じ・・・。

上からの俯瞰図

東と刺客Aの位置が遠い・・・。
刺客Aも意外な出来事に戸惑い立ち止まっている感じ・・・。

以上、東が龍馬を斬った経緯である。

東は、脚を負傷し戦闘力を失ったと思っていた刺客Aが突進するまでは龍馬を守ろうとしていた。しかし、刺客Aが叫び声を上げ龍馬に駆け寄ろうとした瞬間、東は目を閉じてしまう。

何を考えたのだろう・・・。

(1)刺客たちはまだ戦闘力を保持しており、利き腕を負傷した自分だけでは龍馬を守りきれない。
(2)このままでは幕府の人間と思われる刺客たちが龍馬を斬ってしまう。
(3)「暴力は、暴力を生むだけなんです!」という仁の言葉・・・。幕府側が龍馬を斬ったとなれば、薩摩や長州、そして、土佐は黙ってはいまい。それを口実にして幕府と討幕側で戦争が起きる。
(4)それは龍馬や仁の想いに背くことになる。龍馬の後姿を見てきた東は、戦争を防ぐために必死で行動してきた龍馬の想いを知り尽くしている。大政奉還策が無駄になるのは何としてでも防ぎたい。
(5)兄の仇討ちとして自分が龍馬を斬れば、それは個人の仇討ちに止まる。仇討ちは武家社会においては誰からも文句を言われることはない。

そう、東は、龍馬たちの想いである戦争回避のために、敢えて、自分が龍馬を斬ることを選択したのではないだろうか・・・。
斬られる龍馬は見たくない。しかし、自分しか斬るに相応しい人間はここにはいない!
そういう思いが目を閉じさせ、叫びとなって刀を一閃させたのではないだろうか。

東修介・・・なんと悲痛な選択をしたのだろう・・・。
「東っ!おまんも世界中のおなごと、あばんちゅーる ぜよ」
「はいっ!」と返事した東の笑顔が忘れられない・・・。

・・・と私は思ったのですが、うーむ、やはり真相はドラマを見るしかないようですね。
次の日曜日が待ち遠しいです・・・って、こればっかりだ(笑)
コメント
from: なつ   2011/06/16 1:39 AM
9話の展開があまりに衝撃的すぎてなにがどうなったのだかわからず、いろんな方のブログやレビューサイトを見ましたが、寒香淡月さんがまとめてくださったこの検証のページがダントツに状況を理解できました。私は、東が龍馬を斬った真相については、致命傷には至らない傷を龍馬に負わせこの場をまず終わらせて、最終的には仁に助けてもらえると東は考えたから、という予想です。真相の部分は寒香淡月さんとは違う予想をしてみたのですが、この画像、セリフ、状況説明つきの検証ページのあまりの素晴らしさに感動し、ひとことお礼を言わせていたたきたいと思い、コメントさせていただきました。ドラマを見た時よりも感動したぐらいです。本当にありがとうございました!
from: 淡月   2011/06/16 12:54 PM
なつさん、コメントありがとうございます。

9話のラスト、衝撃的でしたね。今までの流れを断ち切るかのような東修介の一振りでした・・・。
私も9話の感想めいたものを書いたのですが、どうしてもラストの東の行動が分からず、自分の中で整理するために改めて検証してみた次第です。

なつさんの予想、これまた私の意表をつくものです。
三人を相手に渡り合った東の剣の腕前や東自身が仁に助けられたことなどを考えると、そういう流れも有り得るかもしれませんね。東は龍馬から「南方しぇんしぇは、頭の骨をゴリゴリゴリっと削って脳みその"しゅじゅちゅ"をして人を助けよったぜよ」などという話を聞いてた可能性も十分有り得ますしね。「南方仁がおれば、坂本龍馬は死なんっ!」という龍馬の言葉とも共鳴してくる感じもあります。

自分とは違った角度からの見方はいい刺激となり、益々、次回が楽しみになってきました。どういう"真相"が呈示されるのか、そして、その"真相"についても、それぞれの視聴者がそれぞれの感想を抱くんでしょうね。また、それが楽しいのですが。
次回、最終章前編で、また、新たな驚きがあることを期待しましょう!
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