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日曜劇場 「JIN -仁- 完結編」 第8話 感想
JUGEMテーマ:JIN -仁-
 
船中八策

戦なき改革を模索する龍馬。
仁友堂と龍馬は現在関係がないと上司に報告するが引き続き調査を命じられる恭太郎。
恭太郎は、仁や咲そして龍馬のことを思い、持ち出した龍馬と仁の写真を燃やす。
龍馬暗殺の日を思い出そうとする仁。

いよいよ事態は緊迫してきた感じです。

土佐の後藤象二郎に大政奉還策を授けた龍馬は船中で書状をしたためる。
「一、二、三・・・八、九」あれ「九?」
これはあの「船中八策」だと思いますが、何故か九番目が・・・。

船中八策は龍馬が書いたとされる大政奉還後の国家の基本方針です。
幕末ファンや龍馬ファンなら「九番目があるということは、微妙に歴史が修正されつつあるんだ」ということがこの時点で分かる仕掛けとなっていますね。
歴史に興味のない視聴者の場合「九つの条項がある書状を書いて興奮している龍馬」という印象でしょう。

ただ、九つ目を書き上げた龍馬が「これはすごいぜよ、先生っ!」と言っていることから、仁と関わりのある内容かもしれません。

龍馬に暗殺の危険が迫っていることを知らせようとする仁は「土の龍 道に果てつる 寒き京・・・ご注意を」という謎めいた手紙を送る。龍馬に暗殺の事を知らせようとすると起こる頭痛。この時は、なんとか辛うじて頭痛に耐えながらも書いて送ることができた。

しかし、これは微妙な内容ですね。
「土佐の龍が寒い京の道で果てる」つまりは、龍馬が倒される危険を知らせる内容ですよね。
でも、「土佐の龍が寒い京で (ある)道に 果てつる(終わらせる)」とも読めるかも・・・。

薩長側に知られれば「龍馬が討幕という道を終わらせようとしている」と解釈されかねませんよね・・・。
幕府側に洩れれば「龍馬が幕府の御政道を終わらせようとしている」と解釈される可能性がある。
それが「寒い京」で起こる・・・。

うーむ、仁先生。龍馬暗殺を阻止しようとしている行動は、龍馬暗殺の危険性を高めることにも繋がってますよ!

まぁ、この手紙を送ることが、野風の出産が迫っている状況では、仁が龍馬に対してできる精一杯のことなのでしょうね。今と違って、他人に伝えようとする場合、直接会うか手紙しか手段がありませんからね。
しかし、龍馬からの返信がない。動き回っている龍馬、ちゃんと手紙が龍馬の元に届いているか不安。
仁としては、手紙が龍馬に届かないということも「歴史の修正力」が働いて龍馬暗殺阻止の動きを止めているかもしれないと考えざるえない。

そんな仁を咲は励ます。
「歴史の修正力がどう働こうが、先生の望みは変わらぬのではございませぬか」と。

仁は自答する。
(俺の望む未来は、野風さんが子どもを産み、幹が生まれ変われること。そして・・・坂本龍馬が暗殺されない歴史を作ること・・・自ら望む未来をこの手で作り出すだけだ・・・歴史は変えられないと決まったわけじゃないんだから・・・)

今まで、歴史を変えてしまうことを畏れていた仁ですが、ここで敢然と歴史に立ち向かうことを決意したわけですね。
確かに、船中九策となっていたりしてますから、仁の手で歴史は微妙に変わりつつあるわけで・・・。


産みの苦しみ

野風の出産の準備と龍馬のことを考える日々の中、仁に幕府の奥医師になることが松本良順から要請される。
仁が和宮毒殺未遂の容疑者として捕まった時、現将軍の慶喜から一筆書いてもらった恩もあると指摘する良順。同時に、その時の恩を忘れ反幕府の動きをしている人もいると、暗に龍馬のことを非難する良順。

その帰り、奥医師に就任していた三隅俊斉が現れる。この三隅は野風の乳がん診断をめぐり恥をかかされ仁のことを恨みに思っている人物。和宮毒殺未遂事件の黒幕でしたよね。今後どう関わってくるのか・・・。

その頃、龍馬は後藤と共に幕府の重臣たちに大政奉還を説いてまわっていました。
その動きが薩摩にばれ、龍馬は薩摩藩から信頼を失う。薩長は独自に討幕のための勅許を得るための活動をすることに。
盟友の中岡慎太郎が龍馬の下宿先の近江屋に駆けつける。

近江屋の二階

「徳川がこれを受けんかったらどうするつもりじゃ・・・土佐を徳川と心中させる気ぃーかと聞いとるがじゃ!」
「徳川はぜぇーたいにのむっ!・・・・・・と思う・・・」
「何を根拠に・・・」
「南方仁が、これが正しい道じゃち、言うたからじゃ・・・」
「はぁーーー???」

そこへ使いの者が飛び込んできた。
「坂本さん!在京四十藩の重臣が二条城に召集されたそうですっ!大政奉還について評定がなされるものかと!」
「きぃたぁーーーーーーーーーーーっ!」

仁友堂

陣痛が始まった野風。
しかし、胎児の逆子が完全に直らぬまま出産が始まったが、胎児の片手のみが出てきた状態に。
乳がんの再発で体力の衰えている野風。
陣痛から15時間経過しており、仁は胎児を諦め野風を助けることを決意。
仁の様子に状況を察した野風。

「このまま切ってくんなまし!」と麻酔なしでの手術を望む野風。

「あちきは郭の中の籠の鳥でござんした・・・生きたい所にも行けず、会いたいお方にも会えず・・・けんど、この子は違いんす。野山を駆ける回ることも、愛しき方と肩を並べ歩くことも、何だってできんしょ。
天駆ける鳥のごとく生きていけんしょ・・・どうか、あちきの夢を奪わないでくんなんし!」

「帝王切開をいたしましょ!大丈夫です。おなごは子を守るためならどんな痛みにも耐えられまする!」
と咲も仁に訴える。

「あちきは死にんせん。この子を抱くまでは決して死にんせん!」

いや、もう、野風、壮絶な美しさでしたね・・・。
中谷さんの熱演が光ります。

野風と咲の言葉に、仁も麻酔なしでの帝王切開に挑むことに・・・。
それは、歴史に対する仁の挑戦でもあると言えるでしょうね。

手術前、帝王切開手術の経験の乏しさ、ましてや今回は麻酔なしであり、そのため自然と手が震える仁。

それを見た咲は、消毒済みのため直接触れることなく、自分の手で優しく包み込む。

「未来さんが必ずお守り下さいます」
「どうしてそんなことが分かるんですか?」
「先生をお慕いしているからです。未来さんはたとえ 己が消えようとも、先生の幸せを願っておられるはずだからでございます。野風さんと同じように・・・」

産声

評定の結果を待つ龍馬。
龍馬は、近江屋の裏手にある寺の墓地に佇み、仁や野風と出会った頃のことを回想する。
(確か当時の近江屋の裏は寺の墓地だったと思います。もしものときは裏の墓地へ脱出ってことも考えられてたはず・・・)

痛みに耐え切れず叫ぶ野風。
その叫びは、終焉を迎えようとしている幕藩体制の叫びにも重なってきます。

取り出された赤ん坊は産声を上げません。
仁の指し示した道を信じて大政奉還を勧めてきた龍馬も弱気に・・・。
「・・・けんど、これでおうちゅうかい・・・?」

「泣きなさいっ!」
そう言いつつ、赤ん坊のお尻を何度も叩く咲。

「こん国は、これで生まれ変われるがかい?」

「泣いてっ!泣きなさいっ!泣いて・・・泣けーっ!」
羊水を吐き出しだ赤ん坊。

「わしゃ、また道を間違ごうたがないかいっ 先生っ!」

産声を上げる赤ん坊。
脈が止まる野風。
心臓マッサージをする仁。

「子供を抱くんじゃなかったんですか!? 歩くのを見るんじゃなかったんですか!? 声を聞くんじゃなかったんですか!? 絶対に死なないって、そう言ったじゃないですかぁ!・・・神は・・・神は乗り越えられる試練しか与えないじゃないのかーぁ!」

息を吹き返した野風。

大政奉還を慶喜公が受け入れたことを知らせる書状を受け取る龍馬。

この時、龍馬自身生まれ変わった気がしたかもしれませんね。
生まれ変わった龍馬も産声を上げます。

「やったぜ…先生っ…夜が明けたぜよおぉぉー!」

いつものように日が昇り、夜が明けていく。
でも、その夜明けは、仁や咲、野風、龍馬たちが新たに作った歴史の夜明けでもあるんですよね。

感動・・・。

静かに眠る野風の傍らで、赤ん坊を抱いた咲は優しく語りかける。

「あなたはね、私の恋仇をお作りになる方なのですよ。私としたことが、大変な方を取り上げてしまいました。あなたに、一つだけお願いがあるのでございますよ。どうか南方仁という方に、傷つくことが多いあの方に、誰よりも幸せな・・・今度は、誰よりも幸せな未来を、与えてさしあげて下さい」

再び、感動、そして、咲の心情を思うと涙、涙でした。

変わっていく歴史

疲れて眠りこける龍馬の首筋に刀の切っ先を突きつける東修介。
「殺されちゃいますよ、坂本さん・・・」
刀を収めた東は空を見上げる。
「もうよいですよね。兄上・・・」
何だ、この台詞は???東は龍馬暗殺に関わってくるのか・・・。

誕生した赤ん坊の名前は「安寿(Ange)」
日本語では「幸い」を意味し、フランス語で「天の使い」を意味するが、この会話の中で、龍馬暗殺が龍馬の誕生の日と同じであることを思い出した仁は勝海舟の元へ駆け出す。

仁は、海舟から大政奉還が成ったことを教えられ、龍馬の建白の案を見せられる。
「八つ目までは、まぁ、おいらや一翁さん(大久保一翁)が教えたもんを、そっくり頂戴してやがった。けど最後の一つ。九つ目っていうのが、おいらにとんと覚えがないんだよ」

その九つ目は「皆が等しく必要なる医療を受けられ、健やかに暮らせる保険なる仕組みをつくること」
これは長崎で仁が龍馬に説明したことですよね。
ここで勝先生が冒頭の謎を説明してくれてるんですよね。
うーむ、なかなか憎い構成ですね・・・。

(いるはずもない俺の足跡が歴史に刻まれていく。坂本龍馬の手で。歴史は変えられないわけじゃない)
野風とルロンとの間に誕生した安寿。
船中八策に新たに付け加えられた九つ目。
龍馬暗殺も阻止できる可能性があるということか!?

龍馬暗殺の日が11月15日と分かった仁は京へ向かおうとする。

飛脚から買い取った「土の龍 道に果てつる 寒き京・・・ご注意を」という仁から龍馬への手紙を上司から突きつけられる橘恭太郎。(ああっ、やっぱり届いてなかったんだ・・・これで恭太郎もますます深みに入っていくのかな・・・)

龍馬の護衛の東修介。

討幕のきっかけを砕かれた薩長。

奥医師の三隅俊斉は再び陰謀を張り巡らせるか?

うーむ、一気に11月15日、京の近江屋へ集約していく感じ。
次週が待ち遠しい。
コメント
from: カネシン   2011/06/07 8:59 PM
このドラマいいですよね、
漫画を先に読んでいたんですが、
ドラマが原作を超えたのは、
僕の中ではこれが初です。

from: 淡月   2011/06/07 9:38 PM
カネシン様、コメントありがとうございます。

ホント、泣けますね。
構成もよく練られており、史実と創作が見事に融合しているドラマだと思います。

原作も面白そうですね。
ぼちぼち読んでみようかなって思ってます。
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