三朝四朝又朝朝

思ったことなどを徒然に・・・・・・
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日曜劇場 「JIN -仁- 完結編」 第7話 感想
JUGEMテーマ:JIN -仁-

それぞれの思惑

龍馬暗殺の日についての夢をみる仁。

戦なき改革の道を模索している龍馬。

上司から龍馬について調べるように命じられた橘恭太郎。

それぞれの立場でそれぞれの思惑が今後混じり合っていく感じですね。
無事江戸に戻った仁は、仁友堂の面々と久しぶりの再会。
そこへ恭太郎が訪れ、龍馬との付き合いを控えてもらえないかと要請する。

「坂本殿とは会えておられぬのですか?」
「会えたは会えたですけど・・・いろいろあって、結局、喧嘩別れしてしまって・・・」
「兄上、何かあったのでございますか?」
「・・・何かというわけではないが、坂本殿は今や幕府の敵と見做されておる故・・・」
「私も心配で・・・そうならないように動いてもらえないかとお願いしたいんですよね」
仁の言葉に少し安心する恭太郎。

恭太郎の事を不審に思った仁は咲に尋ねるが、「これからは坂本殿の事は兄に告げぬ方がよろしいかもしれません」と咲自身も不審に思っている様子。
龍馬は龍馬で、薩長同盟、すなわち倒幕とは別の動きを始めている。
時勢に出遅れた土佐をも巻き込むため土佐の参政である後藤象二郎と長崎で会う。

一橋慶喜が将軍になった事が江戸にも伝わってきた。慶喜さんは、徳川最後の将軍であると同時に武家政権最後の将軍。
いよいよ情勢も押し迫ってきたことを感じる仁ですが、それは龍馬暗殺も近いということでもあるわけで・・・。

そんな中、龍馬と野風から、それぞれ手紙が仁の元に届く。

龍馬からの手紙には、長崎で一緒に写した写真が入っていた。
その裏には
「長芋の中より 出でたる虫たちの 江戸の芋にも すくいたるかな」という歌が・・・。

これはどちらともとれる内容ですね(笑)
長(長州)と芋(薩摩)は 江戸をも巣食う・・・ということかと解釈した仁と咲。
やはり自分の言葉は届いていなかったのか・・と肩を落とす仁。
そのやりとりを陰から見ている恭太郎。

恭太郎の動向が気になるところですね。
仁と咲の会話を立ち聞きした恭太郎は、そのことを上司に報告するだろうしね。
龍馬は薩長と手を結び倒幕を企むテロリストであると幕府の正式機関から見做され、殺人犯及び危険人物として追われることになる。

龍馬自身は仁の想いを実現しようと、戦にならないように「大政奉還」の実現を目指して模索しているのですが・・・。

この大政奉還は、どちらの陣営にとっても都合の良い説明ができるんですよね。

薩長側には「政権担当能力を失った幕府に政権(大政)を朝廷に返上(奉還)するように迫る。当然、幕府はそれを受け入れることができず拒否するだろう。それを口実に倒幕の名目が出来て、薩摩と長州は堂々と倒幕戦へと立ち上がれる」と説ける。

幕府側には「朝廷へ一旦政権を返上することで、薩長の倒幕の動きを止めることができる。その後に徳川家を中心として有力大名たちと公議制を敷き再び政治の中心的存在となることができる」という感じ。
で、これを腰が定まらない土佐から幕府に提案すれば、土佐も時勢から取り残されることはない。

このびっくり仰天の策ですが、裏を返せば、どの陣営からも反感を買うこともあり得るわけです。
薩長などの討幕派からすれば討幕の動きを阻止するものとして、幕府からすれば神君家康公以来の大権を手放すことを勧めるとは何事か!という感じに。

現在、龍馬暗殺の真犯人として、幕府側・長州や薩摩・土佐などなど様々な説が唱えられているのは、そういうことからなんですよね。

仁の言葉によって、討幕という争いを必然とするものから大政奉還という必ずしも戦いを必要としない路線へ転換した龍馬ですが、それはどの陣営からも命狙われるという立場になるということでもあった。
仁は、そんな龍馬の立場を理解していないようで・・・。


野風ー永遠の愛と別れ

ルロンとの結婚を報告する手紙を受け取った仁と咲は、結婚式に参列するため横浜へ向かう。

「このようなところ咲様には、おくつろげぬところもあるやもしれんせんが、心よりもてなしさせていただきんすゆえ」
という野風の言葉に不審を募らせる咲。
咲は以前から野風は仁が未来からやってきたということを立ち聞きして知っているのではないかと疑ってましたからね。
二人はいつ一緒になるのかと尋ねる野風。
咲はその問いをはぐらかせるために酒を飲み酔いつぶれてしまう。
仁に運ばれるとき、咲は野風への想いを口にする。

「野風さんは誠に幸せなのでございましょうか?」
「あんなに幸せそうじゃないですか」
「お芝居なのではございませんかね。野風さん、嘘がお上手ですし・・・私、良いのでございましょうか?幸せになりましても・・・。私、お婆になってしまいますよ。元々、お婆のお婆ですけどね・・・」
酔いつぶれ、そのまま眠ってしまった咲。

咲の中では、野風の仁に対する想いの大きさがすごく影響しているんですよね。
野風は自分のために身を引いたのでは?さらに、未来からやって来た仁が、その未来で野風の子孫と思われる女性と恋愛関係にあるということを野風が知ってしまい、そのためルロンとの結婚を選んだのではないかという疑問。
だからこそ、咲も素直になれない・・・。

咲が酔いつぶれた後、仁に診察を依頼する野風。
乳がんの転移が判明するが、野風は妊娠していることも仁に告げる。
転移性乳がんの生存率が2年で5割という仁の言葉に喜ぶ野風。

「それなら、この子を抱けんすな・・・笑い顔を見ることも、声を聞くことも、できんすな・・・。手をつなぎ歩くことも出来るやもしれんせん」
「妊娠・出産は母体にかなりの影響を与えます。野風さんのことを考えるとお勧めできません」
「先生、この子はあちきの夢なのでありんすよ。あちきは、この先そう長く生きられんせんけんど、この子は何十年も生きていけんしょう。この子が子を持てば、それこそ百年、二百年、後の世までも、あちきの血は流れ続けるでありんしょう。その営みの中で、あちきは永遠に生き続け、その子の血となり肉となり、目となり、見ることができんしょう。」
「未来を、ですか?」

うーむ、深いですね。未来の世で仁に出会うであろう自分の子孫を産むことを決意する野風。
それは、遥か未来までも思い続ける野風の永遠の愛と言えるんでしょう。
しかし、目の前の仁には別れを告げるように野風は言います。

「おやすみなさいんし、南方先生」

うーむ、泣ける・・・。

仁は、この野風の想いが「歴史の修正力」によって消されることを恐れます。
未来で自分の前に恋人として現れた友永未来の生まれ変わりとして、あらたに存在するであろう野風の子孫。それは歴史を変えることになるのではないかと・・・。

夜が明け、式の当日。

仁は野風の体のことを、そして、野風の子どもに対する想いを咲に話す。
それを聞いた咲は野風の本心を悟り、分娩をせずに安全に子どもを取り出すことができないかと仁に問う。
未来では帝王切開という方法があるが、この時代の麻酔(全身麻酔)では胎児は生きていられないと答える仁。
「せめて仁友堂で出産していただくことはできませんか?」
「私には産科の経験はほとんどありませんし、通常分娩である以上、いい産婆さんの下で出産するのが一番体に負担のかからない方法だと思います・・・」
「恐れていらっしゃるのですか?この出産を通して、野風さんとその子どもに『歴史の修正力』なるものが働くことを」
「もし、野風さんの子どもを目の前で死なせてしまったりしたら・・・」

バージンロードを歩く美しい野風。
それを見ていた咲。
「野風さんの夢は、かなうのではないでしょうか。未来の人間である先生が歴史を変えることに対して歴史は、修正を加えようとするのかもしれません。けれど もし これは野風さんが、この時代の人間が、強い意志を持って未来を変えたいと願ったことだとしたら・・・。それは もはや修正されるべき歴史ではなく、ただの歴史なのではないでしょうか」
「何を言っているのですか?」と咲を見る仁。
「野風さんは、おそらく、知っているのです。先生が未来から来たということも。先生の想い人が自分の子孫であるかもしれないということも・・・。だから、命を懸けても産みたいんです。もちろん、お慕いするルロンさんのお子であるということもありましょう。けれど、それだけではなく、後の世で、先生の出会うべきお方を野風さんは、もう一度作って差し上げようとしているのではないでしょうか。かような夢を握りつぶすほど、天は無慈悲ではないと、私は、信じとうございます。写真がなくなってしまったのは、未来さんが新たに生まれ変わるという天の声だと・・・」

野風は咲にブーケを放り投げる。
未来への夢を託したブーケなんでしょうね。
それを受け取る咲。
未来への希望の源を託された咲。

うーむ、野風も咲も、もう最高。
こんな二人に想われた仁は男冥利につきるというものだよね。

咲の言葉に、野風の出産を仁友堂で診ることを決意した仁であった・・・。

龍馬の決意

江戸へ戻った二人は喜市の働く店で休憩。
咲は喜市の持ってきた新作「子あんドーナツ」を見て、「子・・・」と呟く。
「どうしました」と訝る仁。
「いえ、ちゃんと二人をおすくいしなければならないと・・・!・・・すくう!」
そう、龍馬が歌に詠んだのは、江戸に「巣くう」ではなく江戸を「救う」と気付いた咲と仁。

龍馬から新たな手紙が・・・。

「先生、フォトガラは届いたかえ。あん歌のような心持ちで、わしゃぁ再び走りまわっちょるぜよ。まぁ、なかなか難しいけんど、戦をせずにこん国を立て直せんかと、ない知恵を絞うちょる。そうそう、こんあいだ、ふと野風を思い出したがじゃ。野風は誠の心根を押し隠し嘘ばーかりついとっちゃ。けんど大切なもんを守るためには、野風は嘘のよろいで固めんといかんかったがやないかと。
先生、わしゃこれから大嘘つきになるぜよ。先生が教えてくれた明るい道を潰されんように、全てを欺いて、こん道を 未来へつないでみせるぜよ」

仁は心が通じたことを喜ぶが、龍馬からの手紙と写真がなくなっていることに気付く。
不安にかられた仁は勝海舟に尋ねる。
海舟は答える。
「あいつは、ひょっとしてアレをしかけようとしているかもしんねえな」

アレ・・・大政奉還、ですね。
大政奉還をすすめるためには、相手によって言い方を微妙に変える必要があり、そのため龍馬は大嘘つきになると決意するけど、それが龍馬を死地へと追い込むことになるんですよね・・・。

今、季節は春。
野風の出産は秋頃でしょうか。
大政奉還は10月。
龍馬暗殺は11月。

どうなる!?
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