三朝四朝又朝朝

思ったことなどを徒然に・・・・・・
<< July 2018 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
 
RECENT COMMENT
RECENT TRACKBACK
MOBILE
qrcode
PROFILE
無料ブログ作成サービス JUGEM
 
日曜劇場 「JIN -仁- 完結編」 第6話 感想
JUGEMテーマ:JIN -仁-
 
書きかけのファイルが残っていたので・・・まぁ、備忘録として
 
寺田屋事件
 
寺田屋で幕府(伏見奉行所)の捕り方の襲撃を受けた龍馬。
東修介の働きで、辛くも危機を脱出する。
この時の経験から龍馬は「やらなければやられる。立派な考えを持っていてもやられたらお仕舞い」という考え方になった。
そこで、やられる前にやれ、とばかりに倒幕のため同盟を結んだ薩摩と長州の間で暗躍することとなった次第。
 
そして、この寺田屋で捕り方を射殺したことから、龍馬は完全に幕府のお尋ね者となってしまいました。
それまでの龍馬は不審人物として取締りの対象だったわけで、この時の伏見奉行所はあくまでも「捕縛」を目的とした襲撃だった。
奉行所としては、出来れば生きたまま捕縛して、いろいろと企んでいる事(朝敵である長州との関わりなど)を吐かせたかったのでしょう。
そういう意味で奉行所の襲撃の仕方も甘さがあった感じですね。
 
でも、これ以降は「殺人犯坂本龍馬」として幕府としてもその面子に掛けて追うこととなりました。
事実、寺田屋から薩摩藩邸に逃げ込んだ龍馬の消息を幕府の密偵がつかんでいる書状が見つかったりしてます。
その書状には、龍馬が船で薩摩へ向かうであろうことも書かれており、幕府の探索網の凄まじさを物語っています。
このことは龍馬を英雄視するあまり、それほど触れられることもないですが、私個人としては重大な事件だったと思っています。
 
一つは、この寺田屋の失敗によって後の近江屋では「必殺」の態勢で龍馬を襲撃したことにつながります。
もう一つは、この時の両手の親指の怪我で龍馬は刀を上手く操れないようになってしまったのではないかなという可能性ですね。龍馬も修行した北辰一刀流には「指切り」という秘技があり、それは相手の親指を傷つけることで刀を握れなくするという技のようです。偶然、龍馬は寺田屋でその「指切り」を受けた結果となってしまいました。傷の回復後も親指に若干の不自由さがあったかもしれません。実際、近江屋では太刀を抜くことはできませんでした。有名な写真の龍馬は懐に手を隠していますしね・・・。
 
寺田屋事件は、お龍が裸のまま龍馬に知らせるとか、その後の新婚旅行などの逸話に注目がありますが、この事件そのものの影響っていうのは、もっと検証されてもいいかもしれませんね。
 
清潔に
 
さて、龍馬と連絡が取れなくなった仁は、ペニシリンの普及という目的と龍馬に会えるかもしれないという期待を持って長崎へ赴くことに。
仁としては、龍馬が将来暗殺されるということを是非とも伝えたかったのである。長崎の医学生たちを前に講義する仁であるが龍馬のことが常に頭にあった。
そんな時、聞き覚えのある声が仁の耳に届いた。
龍馬であった。攘夷派の浪士に切りつけられたグラバーを運んできたのであった。
 
幕末の日本に多大な影響を及ぼした武器商人グラバー登場。
グラバーは、後に「徳川幕府の謀反人の中では、自分が最も大きな謀反人でありました」と述べている程である。そう自負するほどのことを彼は実際やってたんだろうなぁ・・・。
 
しかし、この時の仁先生の対応は普段の彼らしからぬものでした。負傷したグラバーを顧みることなく、ただ龍馬と再会できたことだけを喜んでましたからね。うーむ、龍馬との再会に喜びつつも「龍馬さん、これは一体!?」とか言いつつ血を流しているグラバーに気遣いをみせる方が仁らしいと思ったけどなぁ・・・。この後、幕府と長州との戦争を巡って龍馬と激論する場面があったので余計に浮いた感じがしましたね。
 
オランダの医師で長崎養生所の校長であるボードウィンの奨めで目の涙小管を切られたグラバーの手術をすることとなった仁。
彼は龍馬に手術中に術野を見やすくするための拡大鏡の調達を依頼します。涙小管という小さい管を手術するためには必要なものでした。
前例にない手術のため、見学をする医師たちも多く手術室に集まってきます。その中には仁の卓越した医療技術に不信感を抱くボードウィンの姿も・・・。
ボードウィンはもしもの時のために助手をするので消毒した両手を上にかざしたままで仁を待っていました。
その姿を奇異に思った他の医師はボードウィンに尋ねます。
 
「さっきから何をしているのですか?」
「『清潔』が大切だそうで・・・アルコールで消毒した手袋が汚れないようにこうしておくのだそうです。手術が終わるまでは握手もできませんよ」
とバカにしたように答えるボードウィン。
 
そうなんですよね。進んだ西洋医学といえども、この時点では細菌の存在などは分かっていなかったので、手術の道具も使いまわしたり手術着も洗濯しなかったりの状況だったようですね。
そのせいで感染症などで亡くなった人も多かったようで・・・。だからこそ仁が作ったペニシリンの薬効が驚異的なものとして受け入れられたのでしょう。
そういう意味では、傷口に焼酎をぶっかけて消毒?をしていた日本の方が感覚的には優れてたかもしれませんよね。
 
とにかく幕末最大の謀反人であり武器商人であるグラバーを救うこととなった仁。皮肉なものですよね・・・。
 
長州征伐
 
長州を討ち滅ぼすことを決意した幕府。
同盟を組んだ薩摩は不参加ということと同時に武器の調達ということで側面から長州を支援します。
このときはまだ同盟を幕府側にしられたくなかったのでしょう。
ここらへんが薩摩の外交的な狡猾さが見えてきますし、龍馬が暗躍する機会があったともいえるわけで。
 
朝敵の長州は最新の武器が欲しいわけですが、朝敵であるがゆえ自ら買うことはできませんし、売ってくれる相手もいません。そこで、薩摩名義でグラバーから購入した武器を亀山社中を通して長州へ流すということが行われたのですね。このことは極秘事項であり仁にも知られたくない龍馬ですが、その仁に目撃されてしまいます。

旧来の武器で戦う幕府軍。
当然、長州に粉砕されてしまいます。

その様子を見て狂喜する龍馬。
違和感を覚える仁。

龍馬としては、この時点での幕府は「倒すべき敵」
現代からやって来た仁からすれば「同じ日本人同士の殺し合い」
しかも、仁は命を救う医者としての人生を歩んできたので、目の前の光景は見るに耐えないものです。

うーむ、難しいですね。現代と江戸時代との感覚の相違などもあるでしょうし。
江戸時代は、独立性を持った国々(各藩)を幕府(徳川家)がまとめているという形態ですから、幕府の力が弱まれば、それぞれの藩の独立性がより強まるわけで。
西郷はあくまでも薩州人、桂小五郎は長州人、龍馬は土州人なんですよね。まぁ、龍馬は脱藩したから日本人という感覚を持ち得たのかもしれませんが・・・。
今でも会津地方では薩摩や長州に対する恨みが残っているとかの話もあるくらいですからね。
現代人の代表である仁には分からない感覚なのでしょうね。

幕府の負傷兵を助けようとする仁。
見捨てようとする龍馬。

「龍馬さん、やっぱり変わりましたよ。前の龍馬さんなら、敵味方なく助けたと思います。でも今は、薩摩と長州のことしか考えてない。やってることだって、武器商人じゃないですか!
人殺しで金稼ぎしてるだけじゃないですか!あの人たちだって、龍馬さんが売った銃で撃たれたかもしれないんですよ」
「わしゃぁ、こん国を思うからこそやっちょるがじゃ。何遍も言うけんど、これはどういても必要な戦ながじゃ」
「戦だけが国をまとめる手段なんですか。そんな方法でまとめるしか能がないなら、政権をとったって上手くいくはずがない。上手く行かなくなったら、また戦を繰り返すだけなんです。暴力は、暴力を生むだけなんです!」
「先に殺されたら、それで終いながじゃ。わしゃぁ寺田屋で殺されかけ思うたがじゃ。どんなええ考えを持っちょったちぃ、バッサリやられてしもうたら、それで終いながじゃ。まず相手を力で従わせんと、考えを述べることも出来ん。世を動かすことは出来んがじゃぁ」
「戦争をする人は、みんなそういうことを言うんです」
「先生は特別なお人じゃきぃに綺麗事ばっかり言えるがじゃ」
「龍馬さんから見たら、私は特別なのかもしれません。だけど、私だって、国を良くしようと思って戦ってるつもりです!私なりに、ですけど」

歴史の修正力に戦いを挑んでいる仁の言葉。
歴史を作ろうとしている龍馬の言葉。
どちらも重い言葉ですね。

ここで二人は喧嘩別れしてしまいます。
治療した負傷兵が再び銃撃を受け無残に殺され「歴史の修正力」に問いかける仁。
「この人たちを生かしたら、何か歴史に問題が起こるんですか?何が気に入らないんだよ・・・何でこんなことをするんですか!」
しかし、その後も仁は幕府の負傷した兵士達の治療に専念する・・・。

仁の言葉が次第に大きくなっていく龍馬。
戻った龍馬は、仁が治療で取り出した銃弾を見つける。
龍馬は銃弾を海へ放り投げる。

仁の言葉は、龍馬が倒幕から大政奉還へと政策転換をするきっかけとなってしまいました。
これで龍馬は当時の政治情勢の中で孤立化することとなっていくわけですね。
幕府、薩長、どちらからも命を狙われても不思議ではない立場となっていってしまうわけです。

武器商人であるグラバーを助けたこともそうですが、龍馬暗殺を阻止しようとする仁としては皮肉な結果となってしまったわけです。
しかし、仁はそのことに気付いていないようで。

ただ、龍馬に暗殺の危険性を伝えようとしたときに激しい頭痛が起こることに、目の前の歴史を変えようとすると「歴史の修正力」が働くのでは、と思い至ることに・・・。
コメント
コメントする









 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://goro.fumufumu.biz/trackback/401922
 

(C) 2018 ブログ JUGEM Some Rights Reserved.