三朝四朝又朝朝

思ったことなどを徒然に・・・・・・
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映画「青の炎」を見て
 大晦日は、格闘技系と紅白とを交互に見ようと万全の態勢で臨んだのですが、万全過ぎたのが仇となり寝てしまい気がつけば年が明けていたという、なんともしまらない年末年始でした。正月三が日の新春の特番もこれと言って見たいものも無かったので「青の炎」をビデオで見ました。
 この作品は、ホラー小説で御馴染の貴志祐介の同名小説が原作です。原作は何年か前に読んだのですが、この作者の今までの作品の雰囲気とは異なり、ミステリと言うか青春小説と言うか、そういう印象の小説です。主人公の犯罪に視点を当てれば、犯人側から描く倒叙ミステリですし、心理面に視点を当てれば青春の挫折を描く青春小説・・・・・・・まぁ、こういう分類っていうのはどうでもいいことなんだろうけど。
 主人公は男子高校生ですが、この頃って何事にも一途になれる年代と言えるかもしれませんね。社会的矛盾に怒りの炎をメラメラと正義感の炎を燃やしたり、恋の炎を燃やして一人の女の子のことを一日中想ったりできるですよね。で、それらの炎は力強い赤々とした炎ではなくて、高温だけども見えるか見えないかの青の炎。私自身もこの頃にはどんな炎を燃え上がらせていたんだろう、と読後に感慨にふけった記憶があります。ちょっぴり懐かしく、ちょっぴり切なく、ちっぴり悲しい、そんな小説です。未読の方はお勧めです。

 で、この作品が映画化されたのは知っていましたが、主人公がジャニーズの嵐のメンバー二宮君、相手役が松浦亜弥ちゃん、ということで「うーむ」と敬遠していたのですが、 鑑賞後再び「うーむ」と唸ってしまった。二宮君なかなかの好演です。ちょっとした表情や仕草で微妙な心理的変化を表現できる俳優さんなんですね。家族を守るために殺人を決意し、計画し、実行し、犯行が露見するのを防ぐため第二の殺人を犯し、そして、破滅へと突き進んでいく過程を上手く演じていました。確かに、主人公の行動は独善的で一途です。一途と言うことは、裏を返せば、視野が狭いということで、もう少し周りの大人たち(特に母親)がフォローしていれば・・・・・・・と思ってしまいます。
 松浦亜弥ちゃんも、まあ違和感なかったです。ラストで彼女がカメラを睨みつけるシーン、彼女はどんな炎を心の中に燃やしていたのでしょうか。その心情を想像すると、さらに哀しくなります。このシーンを見て、彼女のモノマネをする前田健を浮かべてはいけませんぞよ。

 未読、未見の方にはお勧めの小説と映画です。

青の炎
青の炎
貴志 祐介

青の炎 特別版
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